お手玉って奥が深い

お手玉って奥が深い

「たかがお手玉、されどお手玉」最近見直されつつあるお手玉の講習会が開催されます。題して「お手玉遊びの伝え方」。上の写真はお手玉遊びの様子です。意外に奥深いお手玉について、「八王子お手玉の会」鈴木代表に聞きました。

地域サロンでお手玉しませんか?

「今回の企画は『お手玉について知る』『伝え方を知る』事が目的ですが、まずは参加者に楽しんでいただきたい。何と言っても、遊びですから」と鈴木さんが示してくれたのが、以下のジャンルです。

①拾い技

お手玉を床に撒き、一つを投げて…そう、子どもの頃に遊んだあれ。筆者の地域では『おじゃみ』と呼んでいました。

②振り技(投げ技)

空中に投げる技。2つ・3つ…結構難しいですよね。

③グループ遊び

2人から多人数で、リズムに合わせて投げ合ったりして遊びます。異世代でも遊べるし、国際交流などでも利用されます。

④お手玉演舞

お手玉を使って曲に合わせて楽しく踊ります。

⑤競技として

初級・中級・上級それぞれ、個人戦や団体戦があります。

⑥技量の認定

初段から6段まで。更にその上の師範代は、人格をも要求されます。因みに、上の写真の正面左の男の子は6段だそうです。名前は成田君(中2)その腕前を一度見てみたいですね。

独自の魅力

玉を投げる遊びは、世界中、様々な形態や種類がありますが、日本のお手玉は、布の柔らかい質感、小豆の懐かしい音色など、他の国には無い独自の魅力があります。近年では歌いながら遊ぶことで、認知症の予防につながるという研究もあり、伝統的な日本文化の奥深さが感じられます。

出張講習会もOK

そんなお手玉の普及を目指すのが「日本お手玉の会八王子支部」。今回の企画について「コロナで中断していましたが、皆さんの要望もあり再開します。我々の活動としては、子ども向けの昔遊びイベントや地域サロン等への出張教室(一緒に遊ぶ、遊び方の紹介)、競技会などです」と鈴木さん。地域サロンやシニアクラブのイベント等で「何か楽しい企画はないかな?」とお考えの方には最適かも。お手玉の製作のお手伝いもしてくれます。久しぶりにお手玉で遊びませんか。(中塚)

お手玉遊びの伝え方

連続講座
2025年6月28日(土)、7月12日(土)
12:45〜15:00
会場
八王子あったかホール(八王子市北野町596-3)(京王八王子から15分、JR八王子から20分)
参加費
1000円(資料・材料代)
対象
18歳以上
定員
20名(先着)
問合・申込
090-8816-3882(鈴木)
主催
日本お手玉の会 八王子支部

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地域情報紙「よみっこ」

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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。