街なかに立つ7.2mのはしご。八王子の新春恒例「はしご乗り」を見てきた

街なかに立つ7.2mのはしご。八王子の新春恒例「はしご乗り」を見てきた

街なかのマンションを背に、すっと立ち上がる7.2mのはしご。2026年1月7日、中町公園で行われた八王子の新春恒例行事「はしご乗り」を見てきました。マンションやビルが建ち並ぶ現代の街並みの中で披露される火消しの技が、今の時代ならではの迫力を生んでいます。

木遣とともに進む、火消し衆の行列

作業唄として知られる「木遣(きやり)」を歌いながら、八王子駅周辺から会場の中町公園へと向かう火消し衆。足並みを揃えて進む行列は、通りがかった人も思わず足を止めるほどの迫力があります。

行列の先頭で披露されるのが「纏(まとい)振り」。重みのある纏を巧みに操りながら振る姿は、新春行事の幕開けにふさわしい見どころのひとつです。

会場には来賓として初宿和夫八王子市長も訪れ、挨拶が行なわれました。地域の伝統行事として、行政からも大切に受け継がれてきた催しであることがうかがえます。

青竹から作られる伝統のはしご

はしごは毎年秋に青竹を切り出し、会員の手によって組み上げられています。使用されるはしごの長さは4間、約7.2m。街なかに立ち上がるその姿は圧巻です。

この日は3組からそれぞれ代表者が登壇し、はしご乗りの演技を披露。演技にはそれぞれ型があり、すべてに名称が付けられているのも特徴です。

おへそで体を支えたり、足の甲だけをかけて静止したりと、どの演技も高いバランス感覚が求められます。揺れるはしごの上でも安定感を保つ姿は、長年培われた熟練の技そのものです。

芸妓衆による、新春を寿ぐ舞

はしご乗りの後は、八王子芸妓衆による新春の舞が披露されました。火消し文化と芸者文化が同時に残る町は全国的にも珍しく、八王子ならではの光景です。おめでたい曲に合わせ、しなやかで華やかな舞が会場を包み込みました。


八王子ジャーニー編集部

背景にマンションが建ち並ぶ中で行われるはしご乗り。伝統行事と現代の街並みが交差する光景は、今の時代に受け継がれる火消し文化を象徴しているように感じました。会場は多くの人で賑わい、新年らしい活気。今年行けなかった方は、ぜひ来年足を運んでみてください!

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