長房団地が新しくなる!?
昨年の 2019 年9月、東京都の住宅政策本部が発表した「 八王子市長房地区まちづくりプロジェクト 」。都営長房団地の建替えでできた用地を使って地域を活性化しようという取り組みですが、本年 2020 年 10 月より本格的な工事が始まりました。プロジェクトの中核はスーパーアルプスが運営するショッピングセンター( SC )『 Copio( コピオ ) 』とホームセンター・カインズ。SC に入るテナントはまだ公開されていませんが、来年の春が楽しみですね。長房団地のココに誕生予定
八王子市民ならご存じだと思いますが、長房団地は東京都の主導で 昭和 37 年から昭和 51 年にかけて建設された都営団地です。建設当時は最先端のイメージがあったのだろうと思いますが、今では入居者も減り、少し寂れた感じがします。最寄りの西八王子駅から徒歩で約 20 分、バスなら 12 分の距離と、生活環境としては必ずしも便の良いところではないように思えます。そこへこのプロジェクト。長房団地の環境が一気に変わる可能性がでてきたわけです。
事業用地は広大な長房団地の東に位置する約 3.1 ヘクタール。住所にすると八王子市長房町340番12ほか、になるようです。
下の図は完成イメージ。東敷地にはカインズ、西敷地にはコピオができる予定です。
八王子市長房地区まちづくりプロジェクト報道資料より2020 年 10 月あたりから着工して、今は来年の春開業に向けて工事が進んでいるとのこと。実際にこの目で確認しようと長房団地まで行ってきました。
コピオとカインズの工事現場
工事現場全体を見回しただけでもなかなかの広さがあります。
まずはスーパーアルプスが運営するショッピングセンターのコピオの建設現場を拝見。
外観はフェンスで囲まれているのでよくわかりませんが、かなりの規模になるようです。
報道資料によると、コピオが出来る予定の西敷地の施設概要は以下のとおり。
住所:八王子市長房町 340 番 12
事業面積:20,001.23 平方メートル
構造・規模:鉄骨造 地上2階建
用途:
1階 スーパーマーケット
ドラッグストア
100 円均一
飲食
交流スペース
ATM 他
2階 診療所(内科、小児科、歯科)
在宅療養支援診療所
調剤薬局
地域包括支援センター
訪問リハビリテーション
訪問看護ステーション
フィットネス
クリーニング
屋上駐車場 他
B1階
駐車場
付帯施設 屋外交流スペース 広場 など
コピオ予定地の東側、東敷地ではホームセンターカインズの工事が進んでいました。報道資料によると……
住所:八王子市長房町340番39
事業面積:11,084.53 平方メートル
構造・規模:鉄骨造一部鉄筋コンクリート造 地下1階、地上2階建
用途:
1階 ホームセンター
2階 屋上駐車場
付帯施設
広場 菜園 など
実際に入るお店はまだわかりませんが、業種をみただけでもかなり充実しているのがわかります。
地元の人の声
今回の取材で約3名ほどですが、長房の住民の方に本プロジェクトへの期待感をうかがってみましたが、どなたのお声も歓迎ムードでした。
住民 「 もう 30 年以上団地に住んでるけど、最近はめっきり寂しくなっていたから、私はこのプロジェクトを歓迎しますよ 」
とのこと。住民の方から歓迎されるプロジェクト。来年の春が楽しみですね。
WRITER 投稿者
■ 薮田 織也( Oliya T. Yabuta )人物・光景写真家 ■ 1961 年生まれ。テレビ番組制作会社、コンピュータ周辺機器メーカーの製品企画と広告制作担当を経て、1995 年独立、人物写真家に。近著に「 美しいポートレートを撮るためのポージングの教科書 」( MdN 刊 )、監修書籍に「 ちょっとしたコツで10倍かわいく見える モテ[写]の教科書。」(MdN 刊)がある。公益社団法人 日本広告写真家協会 正会員