【よみっこ】「時の行路」八王子上映会

【よみっこ】「時の行路」八王子上映会
地域情報紙「よみっこ」

皆さんこんにちは!
きたる2021年6月8日(火)、「ハチ公物語」「ふるさと」「草の乱」など一貫して社会派作品を作ってきた神山征二郎監督の新作
時の行路」がいちょうホールで上映されます。

コロナ禍の弱者切り

新型コロナ禍に見舞われたこの1年半、様々な現実が見えてきました。
そのひとつが、『こういう時に真っ先に切られるのが、「非正規雇用者」だ』ということです。

特に、派遣業者は好景気の時は、「あなたの自由に働ける」「高時給の厚待遇」という甘い言葉で人を集めるのですが、
コロナ禍のような非常事態になると、さっさと労働者を切ります。
資本主義社会の常とはいえ、まだまだ続くコロナ禍の中、非正規労働者切り、派遣切りは続くでしょう。

今回の映画は、2008年のリーマンショック時の実際にあった「非正規雇用切り」の実話をもとに作られました。
主演は、今の50歳以上にはおなじみの、石黒賢さん、中山忍さん。
彼らが、派遣切りにあい、社会と戦う夫とそれを支える妻を演じます。
裁判を共に戦う弁護士役を川上麻衣子さんが。
そして、ナレーターは、大御所の日色ともゑさんです。

石黒賢さん

中山忍さん

あらすじ

青森の八戸でリストラにあった
五味洋介(石黒賢)は、妻の夏美(中山忍)と子どもたちを実家に残して静岡の大手自動車メーカーの工場の旋盤工として働きながら、仕送りを続けていました。
しかし、ある日突然、リーマンショックに端を発した非正規労働者の「大量首切り」により職場を追い出されてしまいます。

洋介は理不尽な仕打ちに抗し、仲間と一緒に労働組合に入って立ち上がります。
だが洋介や妻たち、支援の人々の願いは届かず、会社と裁判所は冷酷でした。
そんな折、妻の夏美が倒れ、洋介は郷里へ向かいます。

万全の感染対策

いちょうホール、小ホールでの上映会ですが、感染対策で入場人数を絞ったため、1日に4回の上映となります。
当日は、上映を主催する「時の行路八王子上映委員会」に属する弁護士の先生がご挨拶する予定です。(取材:高田)

上映会についてはこちら👇
土日はFAXのみ受付となります

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