【はちとぴ】大正10年創業 吉田観賞魚販売株式会社のルーツ
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八王子の地域情報誌 (フリーペーパー) 『はちとぴ』です。
今回は創業大正10年という老舗の吉田観賞魚販売株式会社さんの歴史をご紹介いたします。
吉田観賞魚販売株式会社
吉田観賞魚販売株式会社のルーツは、1921(大正10)年、吉田定一が井戸を掘り、食用鯉の養殖を始めたことに遡ります。「祖父はとても厳格な人でしたね」と定一の思い出を語るのは、現在社長を務める吉田俊一さん。特に春は鯉の産卵の季節で、水づくりをはじめとした環境整備に神経をつかうため、とても緊張した雰囲気が漂っていたそうです。
やがて観賞用の錦鯉や金魚の卸業にかかわり、海外への輸出も展開するようになりました。 1990年に3代目の社長に就任した吉田さんは、商談でイギリスへ出張した際、とあるガーデンセンターで楽しみながら生き生きと買い物をしているお客さんの姿を目にし、この雰囲気を再現したいと思いつきます。早速、卸売り中心だった販売形態を小売りの仕組みに転換し、よりお客さんに楽しんでもらえるようなスタイルに変えていきました。
現在はアルバイトを含めた約80人のスタッフが、観賞魚専門店『ヨシダフィッシュファームズ』、園芸専門店『グリーンギャラリーガーデンズ』、セレクトショップ『ガーデンズマルシェ』、レストラン『Au coju(オコジュ)』の4店舗を運営し、新宿やたまプラーザにも店舗を展開しています。また、ガーデニング工事の設計施工、鯉を飼うための池の工事や管理も請け負っています。
「来ていただいた方に非日常空間を提供して、くつろいでもらえるよう心掛けています」と語る吉田さん。おしゃれな敷地内には、色とりどりの観賞魚だけでなく、骨とう品や釣り堀などもあり、訪れるだけで楽しむことのできる空間を作り上げています。
吉田さんは由木という地域全体の活性化にも一役買っています。その1つが、2014年に始まった『大栗川キャンドルリバー』で、イベントの立ち上げから運営の中心でかかわってきました。昨年はコロナ禍もあって、リモート開催という形になりましたが、6回目を無事開催することができました。また、毎月『Au coju』では『由栗カフェ』というイベント を開催し、地元の人たちとの交流の場を作っています。
「新しくこの地域に来た方、古くからおられる方、いろんな方が自由気ままに語り合える、あいさつのできる場を作りたいと思っています」と吉田さん。
そして、こうした取り組みを通じて「由木発の文化が出てきてくれると面白いですよね」とも続けます。吉田さんが展開する店舗やイベントから、新たな由木の姿が生まれてくるかもしれません。
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吉田観賞魚
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(火曜日のみ17:00まで) - 定休日
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