着古した服がオシャレによみがえる!『野口染物店』で藍染体験やってみた!

着古した服がオシャレによみがえる!『野口染物店』で藍染体験やってみた!
ももい かえで

かえで:衣替えの季節、もう着ない衣類がいっぱい発掘されがち!
気に入ってたけど汚いから泣く泣く手放すなんてこともしばしば…。

あい:ちょっと待って!気に入ってる服だったら、染めればもう一回着れるようになるかも!?

あい
ももい かえで

かえで:その発想はなかった…!サステナブルな時代にピッタリ!

あい:どうせ染めるならオシャレに『藍染』で!
八王子でも体験できるから行ってみましょ~~!!!

あい

着なくなった服を藍染リメイク!

老舗の風格漂う『野口染物店』さん。

所在地:東京都八王子市中野上町4-20-11


染めるものは『飽きた・しみがついて着れなくなった』など、タンスに眠っている白地のものを各自用意!服の他にはバッグや小物でもOK!

白のシャツとロングスカートをそれぞれ持ち寄りレッツトライ★

訳ありな服たちがどうよみがえるのでしょうか!?わくわく!

さっそく藍染に挑戦!

【STEP➀】

まずは、仕上がりのイメージを各自決めます。

あい

あい:丈の長めなロングスカートは、徐々に下が濃くなるようなグラデーションにしてみようと思います!

↑グラデーションは写真一番右のシャツのような仕上がりイメージ。

ももい かえで

かえで:私はシャツのポケットだけアクセントで模様をつけたいので一部少しだけ絞りました。

模様をつける場合、輪ゴムを使って絞ります。絞り方によっていろいろなニュアンスの物が作れるのだ!

【STEP➁】

仕上がりイメージが決まったら、水に浸して液が浸透しやすい状態にします。

【STEP➂】

さっそく藍甕(あいがめ)の中に入れて染めていきます。

恐る恐る藍の液に入れると…漬けた瞬間一気に染まりました!
漬ける時間は約1分。手で丁寧に揉み込みながら液をしみこませます

1分後、軽く絞って外で軽く干します。 甕から出した瞬間は緑がかった色をしていましたが、光に当たると徐々に藍色に

仕上がりイメージに近づくまで、この作業を繰り返します。

グラデーションの場合、濃くしたい部分は濃い色合いの液をどんどん重ねていきます。

仕上がりイメージの色によって液の濃さも変えたりすることも! だんだん藍染液独特の匂いもクセになってきましたw

ちなみにこれが藍染の原料となる『すくも

タデ藍という植物の葉を乾燥させ、発酵させたものが染料となります。

【STEP➃ 完成!】

お好みの色にしっかり染まったら、よーく水洗いして脱水機にかけ、自然乾燥させるのみ!
この日はとっても良いお天気で、藍の香りに誘われたのか、素敵なお客様も↓

\アゲハ蝶と奇跡のツーショット!/

じゃじゃーん!完成しました~!
仕上がりはこんな感じ~!!どっちもステキ♪

ももい かえで

かえで:ポケットの模様がちゃんと出てる! ベースもしっかり濃い色を出したかったのでイメージ通り♪

あい

あい:捨てるつもりのスカートだったけど、 自分で染めたおかげで一気に愛着が沸きました(笑)これは手放せない!

ところで、野口染物店の本業は…?

野口染物店』は天保11年創業。今年でなんと182年目(!!)

離れにある工房で、普段は江戸前の浴衣用の反物を中心に作っているのです!
創業当時からの伝統的な『長板中形』という技法は、現在の7代目まで引き継いで行っております。

長板中形』とは・・・?
長い板(約6m50㎝)に生地を張り、片面だけではなく裏と表に模様を付ける技法
伸び縮みする浴衣の生地に、細かい柄を両面全く同じ場所に合わせるという、非常に繊細な作業をしています・・・!

上半分が両面型付け。下半分は片面型付け。比べてみると柄のくっきり具合が全然違う!

なぜこんな技法が生まれたかというと、江戸っ子は両面に柄が入っていることを『』としたからだそう。

この技法で模様付けして、さらに藍染加工ができるのは数軒の工房だけ!

野口染物店からのお知らせ

気軽に『長板中形』の藍染製品が楽しめる!? この夏、扇子の販売を開始しました!

この機会にぜひのご注文を!

体験予約について

電話 042-622-6313 でもWebでも受け付けております。
詳しくはサイトにて!

体験についての詳細
https://ai-noguchi.jp/index.html#experience

あい

あい:体験中の『藍』の香り、人生初の感覚でなんだかクセになります!
高級な藍と歴史に触れ、ますます八王子が好きになりました~★

ももい かえで

かえで:八王子からそう遠くないのになんだか旅行先で体験したような気分になりました(笑)
伝統的なモノ作りって癒されますね。

7代目・野口和彦さん
「アイデア次第で色々なものを新しく生まれ変わらせられるのが魅力♪
歴史ある環境でゆったり体験することができますよ~!
1人から団体さんまででも受け付けていますのでぜひ気軽に遊びに来てくださいね~!」

野口染物店

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市中野上町4-20-11
アクセス
バス 「西中野2丁目」 徒歩1分
「鶴巻橋」 徒歩2分
営業時間
9:00〜11:30 / 13:00〜15:30
定休日
不定休
電話
042-622-6313
Webサイト
https://ai-noguchi.jp/
Instagram
@aizome_noguchi
店舗情報を開く

WRITER

ももい かえで

ももい かえで

記事一覧

スナック、広告営業、クレーム対応など、あらゆる仕事を散々してきたおかげでストレス耐性が強めです。でもお酒に負けないように頑張ります。 [編集部staff]