多摩イノベーションエコシステム促進事業内リーディングプロジェクト実施成果報告!
高齢者の外出機会を創出し健康⻑寿の促進、子供が安心・安全な街歩きにつなげる施策として、見守りタグ『biblle(ビブル)』を持って出かけるだけでポイントが貯まって街にでかけたくなるような仕掛けづくりの多摩エリア実施成果の報告が届きました!
以下、プレスリリースより抜粋してご紹介いたします。
実証概要
「見守りタグとICT を活用したシニア/子どもの街歩き促進サービス」の実施成果報告です。
本実証は高齢者の“健康寿命延伸”、お子様の“地域の安心安全向上”、住民参加型で形成される“コミュニティ構築”を背景課題に、多摩イノベーションエコシステム促進事業内の多摩地域の社会的な課題や企業の特徴等を捉え取り組むべきと設定された重点テーマの1 つである地域課題解決に係るリーディングプロジェクトとして実施いたしました。
実証実施期間:2022年11月1日(火)〜2023年2月28日(火)
参加者:281名(65歳以上の高齢者171名(多摩市140名/日野市31名)・子ども110名)
参加店舗:28店舗
見守り拠点:5拠点
主催:東京都産業労働局
主幹企業:ジョージ・アンド・ショーン株式会社
協力企業:京王電鉄株式会社、小田急電鉄株式会社、日本オラクル株式会社
各社の役割
・G&S:見守りタグ/受信機の提供、ポイント管理システムの構築、参加者向けアプリの開発
・京王電鉄:沿線住人へ施策誘致、沿線店舗誘致とポイント獲得・端末の設置
・小田急電鉄:沿線住人へ施策誘致、子ども向けメール配信サービスの提供
・日本オラクル:各種アプリやインフラ開発支援
・多摩市高齢支援課:ポイントラリー施策に係る住民向けのタグ配布及びアンケート実施、実施に関するアドバイザリー
施策項目
・シニアの外出を促進する “ポイントラリー”
見守りタグを持って地域商店街や移動販売車を訪問するとポイント獲得できる仕組みを提供。
実証実施エリア:多摩市および日野市内エリア
・安心のための通学路整備“駅通過メール”
子どもや見守り対象のシニアが外出した際に、特定箇所でメールが配信される仕組みを提供。
実証実施エリア:小田急 多摩線全線および多摩センター駅周辺エリア
実施結果
「見守りタグとICTを活用したシニア・子どもの街歩き促進サービス」の実施結果がこちら。
ポイントラリー
<利用者>
・携行率
参加された高齢者171名のうち、およそ80%の参加者が、3日間以上でポイント獲得を果たしており、日常的な出歩きに定期的な携行がなされた。
・外出促進への効果
およそ55%の参加者が、商品交換可能な50ポイントを獲得した。(最大613ポイント獲得)
・エリア内でのサポーターとのすれ違い件数
見守りサポーターとして、既存ユーザーも含めてbiblleサポーターを展開。多摩エリアを中心に、首都圏でも広範で検知された。
<店舗>
・来店誘導
対象店舗のうち、4ヶ月間で最大2500回程度(日次平均約21回)の来店が促進されており、全24店舗の平均値は540回となった。
・商品交換のインセンティブ
ポイント交換が可能な50 ポイント以上獲得した85名のうち46名が景品交換をした。
交換された商品は、食品が最多、ついでお花となった。金額では300円程度の商品交換はインセンティブにはなったが、種類を増やす必要があると考えられる。
見守り
<駅>
・駅単位での位置情報補足の効果
小田急多摩センター駅では、3ヶ月で約1300件の駅通過検知がされた。
この検知数を100%とした場合、駅からの導線が強く、交差点付近での設置がされた商業施設では760件(58%)、お子様が日常的に通う学習塾では570件(48%)の検知がされた。
<サポーター効果>
・サポーター参加による見守りの効果
サポーターによる位置情報検知件数も、開始当初平均が500程度であったのに対し、2月での実績では1000件程度とおよそ倍程度の検知数になっている。
沿線での検知が多くなり、多摩エリアにかぎらず他エリアでの見守り機能に一定効果を示している。
参加者コメント
・店舗「肉の健雄」様今回参加したことで、普段いらっしゃらないお客様の来店や顧客様がお友達を連れてきてくださるなど、新しい顧客の創出につながりました。また、ポイント交換というアクティビティーは実際に店舗の売上にもつながりました。
期間の終了のタイミングにポイントの交換が集中するので、店舗が混雑してしまいましたが、来店される方は大体300~350ポイントが多く、最高で400 ポイントほどを交換に来られた方もいらっしゃいました。
・参加者アンケートからコメント抜粋
・80代女性
お花と交換しました。参加したことで楽しく歩くことができました。
・70代女性
楽しみに参加できました。食事ができるところがあったら嬉しいです。
・70代女性
ポイントがお肉に変わったのは嬉しかった。
・80代女性
商店街全体で使えたら嬉しいです。面白いのでまたやってほしいです。
・70代女性
歩いただけでポイントが貯まるのはとても嬉しいです。
東京・多摩地域で、イノベーションを起こし続ける好循環(エコシステム)を作ることを目指して、中小企業や大学・研究機関、スタートアップ等の多様なプレイヤーが交流し連携を強める取組を展開しています。
NEIGHBOR GOOD PROJECT
「みんなで探す」「みんなで見守る」
モノ・ヒト・コトの<移動>と<位置>を新たな価値に、全ての<移動>と<位置>が新たな価値に、誰かのためになります。
NEIGHBOR GOOD PROJECTは、誰かをサポートするマインドを持つ人をNEIGHBOR と定義しています。
誰かの大切なものを、サポートし合う、そんな“少しだけ優しい”コミュニティを形成していくプロジェクトです。
「少しだけ優しい世界を創ろう。」をビジョンに掲げ、なくしもの防止&見守りタグ兼アプリの「biblle(ビブル)」の開発・販売や、biblleのコアとなるテクノロジーである、ビーコンテクノロジーや、AIを活用し、認知症/MCI 早期検知サービスの開発など様々な社会課題解決のための開発を行う。
社員の多くが兼業での活動をしており、新しいスタイルの起業を体現し、メディアへの露出も多い。海外への出展や、ピッチコンテストにも積極的に参加し、数々の賞を受賞。
この世界に暮らす人々が、少しだけ優しくなれるために、ジョージ・アンド・ショーンは事業を展開していきます。
主な事業展開
・biblle(ビブル) ビーコン位置情報見守りタグ/アプリ
・施設360°(シセツサンロクマル) 高齢者施設向け位置情報見守り&生活習慣管理システム
・Cognivida(コグニヴィーダ) 生活習慣データを利用した脳の認知機能推定AIサービス
・hulali(フラリ) 「地球の歩き方」と「ハワイ州観光局」公認のハワイトラベルアプリ
・KYOUDOKO(キョウドコ) 小田急電鉄株式会社との共同事業の地域コミュニティアプリ
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