桜美林大学尾川ゼミ「サクベジプロジェクト」の学生が企画・運営を担った『えどベジサイクルツアー』。江戸東京野菜の魅力を伝えるべく、学び・農業体験・特製お弁当の提供まで行われた本イベントの1日を、学生の視点からお届けします。
江戸東京野菜を学ぶ
2025年11月23日(日)、桜美林大学尾川ゼミ「サクベジプロジェクト」が、オギプロファームと協働して実施する体験型イベント『えどベジサイクルツアー』が開催。江戸東京野菜の魅力や農業の楽しさを、畑ツアーや種まきなどを通してまるごと体感してもらいました。

【11/21締切】八王子の畑で伝統野菜に触れる!えどベジサイクルツアー参加者募集
公開日: 2025.11.18
江戸東京野菜の魅力を畑で体感!桜美林大学とオギプロファームによる体験型イベント『えどベジサイクルツアー』が11/23開催。種まきや紙芝居など子どもも楽しめる内容。申込締切は11/21!…
紙芝居&クイズで“野菜の知識”を深める
現地ではオギプロファームの福島さんから野菜の説明がありました。江戸時代から受け継がれる在来種の魅力や育て方、味の特徴まで分かりやすく教えていただき、参加者の皆さんも興味津々でした。
サクベジプロジェクトで作成した紙芝居を元にクイズも交えて農業や野菜について説明。子どもから大人まで楽しみながら学べる内容になりました。農作物の知識も分かりやすく伝わり、「へぇ〜!」「そうなんだ!」と声があがる場面が何度もありました。
サクベジ考案のお弁当で“食べて学ぶ”体験
サクベジプロジェクトで考案・調理したお弁当と畑での昼食。メニューは「亀戸大根の葉とひき肉の肉味噌炒めおにぎり」、「オリンピアレタスとしょうがとツナのシャキシャキサラダ」、「亀戸大根の豚バラの煮物」、「内藤カボチャのデザート」。野菜によって味わい・食感・香りが異なることを、味覚を使って体験していただきました。
昼食に使用した内藤カボチャの焼成前。スーパーのカボチャと比べ、オレンジの発色がハッキリとしていて甘いのが特徴。実際に食べると「こんなに甘いんだ!」という声も多く、伝統野菜の持つポテンシャルを実感していただけたひと品となりました。
参加者の皆さんとおいしくいただきました。自然の中で輪になって食べる食事は特別で、「また食べたい!」と好評でした。
子どもも留学生も一緒に
参加者のお子様たちと川口エンドウの種まき。土に触れ、穴を掘り、種を置き、優しく土をかぶせる。収穫までを想像しながら植える時間はとても楽しそうで、「大きく育ってほしい!」という声が飛び交いました。
海外留学生とコミュニケーションを取りながら川口エンドウの種まき。海外留学生はサクベジプロジェクトの企画説明で興味をもっていただき参加されたそうです。言語や国籍をこえて「農」を通じた交流が自然に生まれていきました。
オギプロファームからの“亀戸大根プレゼント”
福島さんから参加者の皆さんへ亀戸大根のプレゼントがありました。思わぬ“おみやげ”に、参加者からは「嬉しい!」「家で料理してみたい」と喜びの声があがっていました。
参加者の皆様と、福島さんの集合写真。学び・食・体験がつながり、笑顔いっぱいの1日となりました。野菜をきっかけに世代・国籍をこえて交流が生まれたことが印象的でした。
今回の記事は、桜美林大学尾川ゼミ「サクベジプロジェクト」の学生さんからのレポートです!江戸東京野菜の魅力を伝えたいという想いが活動全体から伝わってきました。地元で採れた野菜を知り、食べ、未来につなげる取り組みとして、今後の展開にも期待です!
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