裏高尾の静かな山あいに、陶芸家「つるばみや」が手掛けるアトリエ兼ギャラリー『つるばみ堂』が誕生しました。焼き菓子や作品が並んだ温かな雰囲気に包まれた優しい時間をお伝えします。
アクセス・外観
高尾駅北口より京王バス4分「駒木野」下車徒歩5分の静かで心地よい立地に佇んでいます。
駐車場は1台分を完備。自転車は建物前に停められます。
階段を上がると、飛び石の小径としっとりした苔、木々の緑に包まれた先で、やさしく揺れる白いのれんが迎えてくれます。
店内・ギャラリー
漆喰と木のぬくもりに包まれた店内に入ると、4人がけのテーブル席が設けられています。
奥には、庭をゆったり眺められるソファー席が1ヵ所用意されています。
長い縁側に腰かけて、高尾山の山並みを眺めながら過ごすこともできます。
キッズスペースもあり、子ども連れでもゆったりとした時間を過ごせます。
ギャラリーには、物語が形になったような陶器がずらり。動物のジャムポットや苺のティーポットなど、繊細な手仕事とやわらかな色づかいが魅力です。
眺めているだけで、童話の世界に迷い込んだような気分になります。どれも「使う楽しみ」と「眺める喜び」が共存する、「つるばみや」ならではの世界観が詰まった作品です。
八王子市夢美術館で行われた「夢美エンナーレ」で入選した「いのちのあかり」。葉の間から顔をのぞかせる動物たち、そっと羽ばたくアサギマダラ。繊細であたたかな世界観に引き込まれます。
説明を聞きながら作品を見ると、高尾の森で息づく小さないのちの物語が、ひとつひとつの造形からふわりと立ち上がってくるようです。
ワークショップ
不定期で陶芸のワークショップが開催されます。取材当日は、玄関やツリーを彩る「陶のオーナメントづくり」のワークショップが開催されていました。
初めての方でも丁寧に教えてくれるので、安心して参加できます。
やさしく声をかけてもらいながら進められるワークショップは、「つるばみや」のあたたかな空気そのままでした。
アトリエ
大きな窓から緑が見える開放的なアトリエでは、「日々の暮らしに“心温まる気持ち”をとどける」をコンセプトに、手づくりの陶器作品が制作されています。
「つるばみや」からのメッセージ
「お友達や大切な方と一緒に、あるいはお一人でふらっと。つるばみ堂の縁側やカフェ空間で、ゆったりとした時間を過ごしていただけたら嬉しいです。日々の暮らしのなかに、少しだけ心がほっと緩むような、そんなきっかけの場所になれたらと思っています」と、優しい笑顔で語ってくれました。
『えんのや』で、カフェタイム
つるばみ堂では、茶菓時間を愉しむ日として、不定期で『えんのや』が出店しています。
「素敵なご縁がありますように」との想いの詰まった『えんのや』。こだわりの茶菓の数々に、ドリンクも多数揃っています。※メニューは季節や日によって異なります。
『すっぱいレモンケーキ』473円(店内飲食/464円(テイクアウト)は、やわらかな色彩で描かれた「つるばみや」のプレートに、レモンの酸味が口いっぱいに、ふわっと広がる絶品のケーキです。
『キッシュ』528円(店内飲食)/518円(テイクアウト)は、具材の旨みがぎゅっと詰まっていて食べ応えがあり、濃厚な味わいです。
『ハーブティー』550円(店内飲食)/540円(テイクアウト)は、カフェオレボウルで提供されます。しっかりと香りを楽しむことができ、飲み応えもたっぷりです。
「どんな時も、気取らずふらりと立ち寄れる小さな休憩所です。ゆっくり心と身体をゆるめる“自分の時間”を過ごしていただけたら。茶菓をご用意してお待ちしています。」と、店主のあきさんから心のこもったメッセージをいただきました。
なお、不定期のため営業日は公式Instagramをご確認ください。
裏高尾にひっそりと佇む『つるばみ堂』は、心がふっとほどける癒やしの場所。陶器と緑、そしておいしい茶菓に包まれる時間は、ご褒美のようなひとときです。営業日やイベント情報はInstagramをチェックして、ぜひ足を運んでみてください。
つるばみ堂
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市裏高尾町547-6
- アクセス
- JR高尾駅北口より京王バス4分「駒木野」下車 徒歩5分
- 営業時間
- アトリエ&ギャラリー10:30〜17:00
- 定休日
- 不定休
- @tsurubamidou
- Instagram(つるばみや)
- @tsurubamiya
WRITER 投稿者