豊富な野菜を主役に、カウンター越しに料理が仕上がる様子を楽しめるレストランが新しく誕生しました。季節の野菜を味わいながら、シェフの遊び心にふっと笑顔になる。そんな、あたたかく満たされるひとときを過ごせる一軒です。
静かに迎えてくれる、街なかの入口
八王子駅から徒歩5分ほど。下倉楽器店が入るビルの3階にあります。
グレーの扉に控えめに記された『Lantana(ランタナ)』のロゴ。草花のリースが静かに迎えてくれます。扉を開けると、まずは靴を脱いで店内へ。
光と草花に包まれる空間
一歩足を踏み入れると、やわらかな自然光が差し込む、開放的な空間が広がります。天井や窓辺には草花があしらわれ、時間帯によって表情を変える光とともに、空間全体にやさしい彩りを添えています。
窓際には、小さな器に仕立てられた草花がずらり。思わず目を奪われる、可愛らしいしつらえです。
店内中央には、最大9名ほどが着席できるカウンター席。シェフの手元を間近で眺めながら、一皿一皿と向き合えるのも、このお店ならではの魅力です。
引き出しを開けると、丁寧に並べられたカトラリーが顔をのぞかせます。そんな細部のひとつひとつからも、オーナーシェフの美意識と遊び心が伝わってきます。
メニュー
ランチは10品前後のコースで、お一人3,500円(税別)。ディナーは15品前後の構成で、平日は7,800円、金・土・日は8,900円です。コースはいっせいスタート。カウンターで同じ時間を共有しながら、料理が進んでいくスタイルとなっています。現在は、オープン記念価格で楽しめるのも嬉しいポイントです。
こだわりのドリンクが並びます。
多彩なノンアルコールドリンクの数々です。
ランチコース一例
ランチはコース仕立てで、締めのメニューは数種類から選べるスタイル。紙の質感や文字の温もりからも、料理への丁寧な向き合い方が伝わってきます。
オープンキッチンならではの、香りや音もごちそうのひとつです。
アミューズ
人参タルト、しいたけ、栗かぼちゃのフリット。素材の味を楽しむ3種のアミューズ。
フォアグラのブリュレ
香ばしくキャラメリゼした表面と、まろやかにとろけるフォアグラのコクが楽しめる一品。
スープ
菊芋の旨みをぎゅっと閉じ込めた、食べるスープ。濃厚な口当たりに、黒トリュフの香りがふわりと広がります。
カプレーゼ
『Lantana』のモチーフをあしらった、彩り豊かなカプレーゼ。Lantanaの花言葉「七変化」のように、ひと口ごとに表情が変わる味わいを楽しめます。
カルパッチョ
イシガキダイのカルパッチョに、フランボワーズとザクロを散りばめて。宝石のような酸味と彩りが、繊細な旨みを引き立てます。
サラダ
何十種類もの野菜と花を盛り込んだ、コースのメインサラダ。ひと口ごとに変わる味わいが楽しく、素材そのもののおいしさを堪能できます。
仕上げは目の前でドレッシングを。香りと彩りが立ち上がる、目でも味わう一皿です。
手作りパン
スタッフ・吉塚さんの人柄がそのまま伝わる、やさしい味わいのパン。
豚と白菜
仕上げは、目の前でひと手間。湯気と香りが立ちのぼり、完成の瞬間までごちそうです。
ほろほろの豚肉と、甘みを引き出した白菜。やさしい旨みが、じんわり体に染みわたる一皿です。
タラ・カキ・ホウレン草
目の前で泡をのせて完成。牡蠣の驚くほどのなめらかさを、視覚でも楽しめる一品です。
なめらかな牡蠣の旨みが広がる、タラとほうれん草のひと皿。ふわりとかけた泡が、やさしい余韻を添えます。
ジェラート
蘭の香りをまとわせた、上品で華やかなジェラート。
サスティナブル茶
コースで使った野菜の皮や端材を干して仕上げた、色合いも美しい、和やかな味わいのサスティナブルなお茶。
ティラミス
口に入れた瞬間にすっと溶ける、驚くほど軽い仕上がり。まるで雲のように軽やかなティラミスです。
プティフール
コースの余韻をやさしく締めくくる、3種のプティフール。
八王子のつながりをコンセプトに
多摩地域の旬の野菜や、珍しい野菜を厳選して使用。また、店内には八王子の作家による作品も随所に取り入れられています。
食・アート・花・皿・自然・ボタニカル・サステナブル・手仕事。そして、人と人とのつながりを大切にしているのが『Lantana』のコンセプトです。
オーナーシェフからのメッセージ
六本木などの名店で経験を重ねてきた、Lantanaのオーナーシェフ。もともとは美術を学び、ものづくりや表現と向き合ってきた背景があり、その美的センスは料理の盛り付けや器選び、空間づくりの随所に息づいています。
「何十種類もの野菜を少しずつ使っているので、ひとつのコースを食べ終えるころには、“3日分の野菜”を食べたような満足感があります。野菜そのもののおいしさを、器や空間と一緒に楽しんでもらえたら嬉しいです。『Lantana』が八王子を知るきっかけになれば。気軽に、楽しみに来てほしいです」そう話してくれたのは、オーナーシェフの阿部さんと、スタッフの吉塚さん。終始笑顔で語るおふたりの様子からも、お店に流れるあたたかな空気が伝わってきました。
野菜を食べて「楽しい」と感じたのは初めての経験でした。一皿ごとに驚きがあり、気づけば心まで満たされる時間。野菜を食べに行く、というより「Lantanaの時間」を味わいに行ってほしい一軒です。
Lantana(ランタナ)
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市明神町4丁目7-2-3F
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩5分、京王八王子駅 徒歩1分
- 営業時間
- ランチ:開演12:00〜14:30(開場11:45) ディナー:開演18:30〜22:00(開場18:00)
- 電話
- 042-610-2044
- @lantana_hachioji
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