え、ここが東京!?
高尾山の奥、山里に足を踏み入れると、思わずそう声に出してしまう景色が広がっています。囲炉裏の炭火、季節の自然、日本の原風景に包まれながら味わう食事は、都心ではなかなか出会えない特別な体験。そんな『うかい鳥山』の魅力をご紹介!
※本記事の写真は取材時・秋の内容です
季節の彩りに包まれる、約6,000坪の庭園
うかい鳥山の敷地は約6,000坪。季節が深まるにつれ、庭園や小径の表情も少しずつ変化していきます。離れへと続く石畳の道は、頭上を木々が覆い、歩くだけで自然の息遣いを感じられる空間。たとえば紅葉の時期には、もみじやカエデが色づき、散策そのものが特別な時間になります。
越中五箇山から移築された重厚な合掌造りの建物と、季節の自然が織りなす風景は、まるで日本昔話の一場面のよう。自然と建物が溶け合う景色が、ここにはあります。
お食事をする前に、少し中庭をお散歩すると季節の風情をより感じます!
囲炉裏炭火焼のコース料理
今回いただいたのは、旬の食材を存分に楽しめる囲炉裏炭火焼のコース料理。
いろり炭火焼 牛鶏コース(11,000円)
いろり炭火焼 鶏串コース(8,800円)
献立は、炭火焼の香ばしさとともに、旬の食材を取り入れた構成。肌寒さを感じる季節には、目の前の囲炉裏でパチパチと燃える炭火の熱が心地よく、自然と食欲をそそります。今回は『牛鶏コース』のご紹介。
海老芋含め煮
まず最初に出てきたのは、出汁をたっぷり含んだ海老芋の含め煮。ほくりとほどける食感に、秋の深まりを感じる一品でした。あまりのおいしさに一番最初からもう感動しています(笑)
胡麻とうふ揚げ出し
外はかりっと、中はとろり。胡麻の風味が広がる、やさしい味わいの揚げ出し。
佐久鯉洗い、川魚塩焼
こちらは、鯉または川魚で選ぶことができます。
『佐久鯉洗い』は清らかな水で育った佐久鯉の洗いと、香ばしく焼き上げた川魚。鯉は初めて頂きましたが、全く臭みがなくすっきりとしたおいしさ!これぞ山里ならではの味わいですね!
+1,100円で両方味わうことも可能です!
『川魚塩焼』は皮は香ばしく、身はふっくら。炭火での絶妙な焼き加減で川魚のおいしさが際立ちます。
こちらはなんと、中庭にある焼き台で料理人さんが1本1本丁寧に焼き上げています。ライブ感のある雰囲気も粋ですね!
木の子と鶏つみれ鍋(季節のなべ)
木の子の香りと鶏つみれの旨みが溶け合う季節鍋。※秋限定
スタッフの方が丁寧に盛り付けてくださいます。出汁の風味が五臓六腑に沁みわたりますね・・・。思わずうっとり。
炭火焼
囲炉裏を囲み、炭火でじっくりと焼き上げられる肉や野菜。素材はどれも厳選されていて、余計な味付けをせずとも、旨みがしっかりと伝わってきます。
やっぱりこちらの特選和牛は柔らかいのにしっかり肉感もあって本当においしい。素材の味が引き立つ、ワサビ+塩で食べるのがおすすめ!
麦とろごはん
締めにいただく名物の麦とろごはん。自然薯の力強い粘りとやさしい味。日本に生まれてよかった、と痛感します。
焼餅しるこ
デザートには、香ばしく焼いた餅を使った焼餅しるこをほうじ茶と共に。最高のチルタイムです。
日本酒とともに、ゆっくりと味わう贅沢
料理に合わせて楽しみたいのが、日本酒。グラスは1,430円〜、四合瓶は8,800円〜と幅広く用意されており、季節のお料理・炭火焼との相性も抜群です。
記念日や家族の集まりにも!
記念日や家族での食事、七五三など、人生の節目に選ばれてきた理由も納得です。「特別な日だけど、肩肘張りすぎない」。そんな時間を過ごしたいときに、安心して任せられる場所です。
例えば、婚礼での利用も可能。
2020年に新設された婚礼会場。
越中五箇山から移築された合掌造りの建物で行う披露宴はゲストにとっても最高の時間となるはずです。
少人数での家族婚から、しっかりとした祝宴まで対応。約6,000坪の敷地内に点在するお部屋の中から、人数や雰囲気に合わせて会場を選べます。
実は私自身も、数年前にうかい鳥山で結婚式を挙げました。身内だけの食事会中心の式でしたが、スタッフの皆さんは本当に温かく、料理も大好評でした。
「こんな素敵な式は初めて」とゲストから言ってもらえたことは、今でも忘れられません。
建物の屋根も見どころ
うかい鳥山の合掌造りを象徴する茅葺き屋根。2025年11月に完了したリニューアル工事では、昔ながらの技術で丁寧に葺き替えが行われました。
今回葺き替えた屋根は、広さにして約45坪。1坪あたり、屋根を葺いて仕上げる職人が約4人、資材運びや補助を行う人が約2人必要で、屋根全体では想像以上に多くの人の手と時間がかかっています。屋根の形によって作業量が変わるのも、茅葺き屋根ならではです。
工事の様子
使われている茅は、長野県伊那市高遠町・守屋山周辺で育ったもの。長さや質がそろった、茅葺き屋根に適した素材が選ばれています。葺き替えに先立ち、工場での茅の加工には約1か月をかけて準備が進められました。
屋根の葺き方そのものは、昔から受け継がれてきた伝統的な技法をそのまま使用。ただし仕上げの工程では、広く平らな部分に限って機械を使い、全体をきれいに整えています。
人の手でつくる良さを大切にしながら、今の時代に合ったやり方も取り入れる。その積み重ねが、うかい鳥山の風景を支えています。
食後の余韻とともに、最後まで楽しめる場所
食事を終えたあとは、敷地内のお土産コーナーへ。料理で感じた余韻をそのままに、家族や自分へのお土産を選ぶ時間も、うかい鳥山ならではの楽しみのひとつです。
庭園を眺めながらゆっくりと歩き、行燈の灯りや建物の佇まいを改めて味わうと、最初に感じた「ここが東京?」という驚きが、静かな納得へと変わっていきます。
営業時間など、最新情報は公式サイトからご確認くださいませ。
うかい鳥山公式サイト
囲炉裏で焼き上げられる炭火料理は、どれも素材の良さがまっすぐに伝わる味わい。川魚の香ばしさや串焼きのジューシーさ、名物の麦とろご飯まで、最後の一品まで満足感が続きます。
特別な日にも、少し贅沢をしたい日にも。「また来たい」と自然に思わせてくれる場所が、ここにはあります。「うかい鳥山、まだ行ったことがない」という人にこそ、一度は体験してほしい場所です。
うかい鳥山
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市南浅川町3426
- アクセス
- 高尾山口駅 車6分/高尾山口駅よりシャトルバスあり
- 営業時間
- 平日 11:30~14:30L.O.|17:00~21:00(18:30 L.O.)
土・日・祝 11:00~21:00(18:30 L.O.) - 定休日
- 火曜日(時期によって変動あり)、年末年始
- 電話
- 042-661-0739
- https://www.facebook.com/ukaigroup
- @ukaitoriyama
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