八王子で最後の一軒になってしまった、手作り納豆のお店があります。
独特の地釜製法は東京都内でもこちらだけだそうです!
今回、納豆を作るところを取材させて頂きました!
都内で唯一の地釜作りの納豆
その納豆屋さんへは、八王子駅からみさき通りに進み直進します。
国道16号の信号を渡り、ガストの路地を直進し天神公園の交差点を右に曲がります。
黄色いのぼりが見えてきます。
小堀栄養納豆店
所在地:八王子市天神町3-2
小堀栄養納豆店は創業86年。
以前は数軒あった納豆屋も廃業してしまい、八王子で唯一残っている納豆屋です。
そして小堀さんのこだわりである地釜(鉄の釜)で、大豆を煮ているのは都内ではここだけです!
密着!納豆ができるまで!
小堀さんでは月・水・金の朝9時から納豆作りを始めます。
お店に伺うと大豆を煮る香りが外まで漂っていました!
まず最初に小堀さんの名物である”経木納豆”に使う経木(松の木を薄く削ったもの)をお湯に浸し柔らかくします。
前の晩に水に浸けて戻しておいた大豆はすでに地釜の中で蒸されていました!
鍋の周りにある留め具をしっかりと締め圧力をかけて柔らかく蒸されています!
ご主人の小堀誠一さん、こちらの2代目でこの道50年です!
大豆が蒸しあがり蓋が開けられ、あたりに蒸気が満ちています!
温かい大豆に納豆菌をかけます。この年季の入った地釜も50年のベテランです!
蒸したての大豆を頂いちゃいました。
地釜で柔らかく蒸しあげられた大豆はあめ色に炊き上がり甘くておいしいです!
納豆菌がかけられた大豆を経木に包んだり、パックに詰めます。
この日は経木納豆をはじめひきわりや小粒納豆も作っていました。
作業は誠一さんと奥さんの勝子さん、それにパートの方達で行われています。
それぞれに詰められた納豆は40度に設定された室(むろ)に納められます。
一晩寝かせると糸引き納豆の出来あがりです!
納豆は大豆の準備から完成まで3日かかります!
小堀栄養納豆店の皆さん
店頭でも販売中!
小堀栄養納豆店では6:30~19:00まで年中無休で小売販売しています。
納豆お品書き
昼間はお店にいないこともあるので入り口横のインターホンを押して呼び出してください!
お近くにお住みではない方は、市内のスーパーや豆腐屋さんでも取り扱っているところがありますのでそちらでお買い求めもできます。
行列のできるスープカレーの名店『奥芝商店』さんでは、トッピングに小堀さんの納豆を使っています!
そちらも召し上がってみてください!
スープカレーの名店『奥芝商店 八王子田代城』 見逃せない限定カレー!!
公開日: 2020.10.22
スープカレーの本場札幌から八王子に サザンスカイタワーのセブンイレブンさんを 右手に曲がりそのまま進んでいくと 約5分ほどでたどり着きます。 『 奥芝商店八王子田代城 』 スープカレーの本場札幌から八王子に出店し なんと今年で 13年目‼︎…
お母さんおすすめの食べ方!
小堀の納豆はそのまま食べるのが大豆の味が楽しめて1番おいしいのですが、小堀のお母さんから納豆のおすすめの食べ方を教わりました!
まずは、お母さんが毎日食べている”キムチ納豆”
納豆にキムチと青のり、刻んだネギにお好みで卵の黄身を入れゴマをふって完成です!
発酵食品×発酵食品で免疫力アップ!
続いてはひきわり納豆を使った”納豆オムレツ”
卵にひきわり納豆と刻んだネギをあわせて醤油で味つけ、油をひいたフライパンで焼いて2つに折って完成!カラシとマヨネーズをお好みで。
小堀の柔らかい納豆だからできる、ふんわりオムレツ!
僕が子供の頃、鐘を鳴らしながら自転車で小堀の納豆を売りに来るおじさんがいました!
経木に包まれた納豆を見ると今でも思いだします!
小堀のお二人にはいつまでもお元気でいてもらって、おいしい納豆を作り続けて欲しいと思います!
小堀栄養納豆店
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市天神町3-2
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩12分
- 営業時間
- 6:30~19:00
- 定休日
- 年中無休
- 電話
- 042-622-4532
- 備考
- 店頭以外では、ブルーミングブルーミー セレオ八王子店・イオンフードスタイル 八王子店・スーパーアルプス 大和田店・市内豆腐店にて購入できます。
WRITER 投稿者