【よみっこ】峠道ウォーキング『絹の道』鑓水峠を歩く

【よみっこ】峠道ウォーキング『絹の道』鑓水峠を歩く
地域情報紙「よみっこ」

皆さんこんにちは!
今回ご紹介するのは旧鎌倉街道の峠を歩く『峠道ウォーキング』。
『絹の道』として有名な鑓水峠を歩きます

鑓水峠は『絹の道』

関東各地と鎌倉とを結ぶ、旧鎌倉街道の古道は数あれど、なかでも有名なのが今回ご紹介する鑓水峠越え。
幕末に横浜港が開港されると、輸出品である生糸は上州 (群馬)、甲州 (山梨)、信州 (長野)などの生産地から八王子の市へと運ばれ、鑓水峠を越えて横浜へと運ばれ、このルートは『絹の道』と呼ばれます。
鑓水峠から約1.5kmの道は八王子市指定史跡として整備され、1996年には全国の歴史のある道のうち往時の面影を残す道筋を選んだ文化庁『歴史の道百選』にも選ばれています。
20数年ほど前に、ちょとした『絹の道』ハイキングブームが起きたのを覚えている方もいるでしょう。

大塚山公園

この鑓水峠、八王子側からアプローチする場合、入口が不便なところにあるのが難点。
スタート地点は大塚山公園で、16号八王子バイパス側と北野台団地側に取り付けがあります。
最寄り駅は八王子みなみ野駅、片倉駅になりますが、いずれからも住宅街を30分ほど歩くことになります。
北野台団地側の取り付けの目の前は『北野台三丁目バス停』があり、本数は少ないですが北野駅からバスがあるので、利用するのも良いでしょう。
取材時は北野台団地側の取り付けを利用しました。

北野台団地側の取り付け

取り付けの急な階段を200mほど登りきると、東側に眺望が開け北野台団地から日野方面が見渡せます。
ここから山道に入り道なりに歩くと『絹の道』と記された碑のある三叉路に出ます。
ここから鑓水方面への未舗装道路が八王子市史跡、歴史の道百選である『絹の道』となります。
そして碑の脇から伸びる階段を上るとあるのが道了堂跡です。
ここは鑓水商人によって浅草から移された曹洞宗の寺院があった場所で、絹の道全盛期には商人が行き来し、茶屋が出るほどの賑わいだったそうですが、現在は礎石だけが残っています。

幅が広く整備された『絹の道』

歩きやすい古道

道了堂跡を後にし、改めて『絹の道』ウォークをスタート。
これまで歩いた峠道の中では最も道幅が広くよく整備されています。
歩きやすいこともあってか、ウォーキングや犬の散歩などですれ違う人が多く見られます。
古道の趣はありますが、峠の割に傾斜はきつくなく、絹の輸送に他でなく、ここが選ばれた理由もわかるような気がします。

『絹の道』鑓水側の出入口

これから山が深くなるのか?と思いきや、『絹の道』の碑から15分ほど歩くと未舗装道が終わり、鑓水側に出ます。
田んぼなどが広がり、峠下の里山といった風情の鑓水を道なりに歩いていくと絹の道資料館があります。
ここは『鑓水の石垣大尽』と呼ばれた生糸商人、八木下要右衛門の屋敷跡で、往時の石垣など一部が保存されています。
資料館は絹の道や、生糸や養蚕の生産技術についてのパネル展示があり、入場無料。
広々としたエントランスは休憩所もあり、一休みするのにもってこいです。

ここからさらに歩みを進めていくと、大栗川に架かる御殿橋に出ます。
橋のたもとには「八王子道道標」が立ち、正面に『此方八王子道』、側面に『此方はら町田神奈川ふぢさわ』、『此方はしもと大山津久井』と記されています。
道標にあるとおり絹の道は町田方面へと南下していきますが、今回はここをゴールとします。
都道20号・柚木街道まで出ると絹の道入口バス停があり橋本駅、南大沢駅へのバスが出ています。(取材 : 石川)

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