飾らない本物のフランス菓子が買える店|西八王子『パティスリー・タツヤ・ササキ』

飾らない本物のフランス菓子が買える店|西八王子『パティスリー・タツヤ・ササキ』

店の外にエッフェル塔がある本格フランス菓子店

西八王子駅から西に5分ほどいったところにエッフェル塔を模したオブジェがあるスイーツ店があります。こちらが今回紹介する人気のフランス菓子店「パティスリー・タツヤ・ササキ」。取材に行った日もお目当ての品を求めてお客さんが並んでいました。

駐車場は店舗建物の西側に3台分あります。

こちらの店は、デコレーションされたケーキやフルーツが華やかに乗ったタルトのような、一般的な”ケーキ屋”で売られているタイプのものは販売しておりません。ショーケースの中は茶色一色。見ためは少し地味なのですが、「より身近な本物」をコンセプトとしており、そんな飾らない姿勢がお菓子にもお店にも表れています。

自慢のフランス菓子をご紹介

今回取材したのが11月なので、秋〜春先限定の商品を多めに紹介していきたいと思います。

秋は「実りの秋」といわれるほどさまざなフルーツが盛んに出回る季節ですが、佐々木シェフが得意としているのがリンゴを使った菓子。一般的なケーキ店やパティスリーではリンゴを使ったスイーツはやらないか、あっても1品ぐらいのイメージですが、こちらでは4種類ものリンゴ菓子を提供しています。

ソテーリンゴのパイ(10月中旬〜3月限定)

キャラメルソテーされた紅玉とアーモンドクリームをパイ生地に乗せて焼き上げた一品。じゅわっとジューシーなリンゴとサクサクほろほろっとしたパイ生地、そのふたつを繋ぎ止めるようなもったりした香ばしいアーモンドクリームの相性が抜群です。

りんごのタルト(10月中旬〜3月限定)

リンゴのコンポートと生のリンゴを乗せて焼き上げた一品で、これがフランスのスタイルなのだそう。ふたつの違う食感のリンゴを一度に楽しめる、リンゴ好きにはたまらないタルトです。

このほかにりんご生産が盛んなフランス・ノルマンディー地方の郷土菓子「タルト ノルマンド」や、日本でも知名度が上がってきている「タルト タタン」(土日限定)も販売しています。

モンブラン(10月〜12月中旬限定)

秋のスイーツとして欠かせないのがモンブラン。メレンゲを焼いた土台にヨーロッパ産のマロンクリームと生クリーム、頂上にさらに栗が乗ったタイプ。ラム酒が使われた大人の味わいです。

洋梨のタルト(通年販売)

タルト類でいちばん人気だという洋梨のタルトはフランスの定番タルト。素朴で飾らない見ためだけど、確かなおいしさ。佐々木シェフが目指しているフランス菓子の真髄が味わえるような一品です。

バスクのチーズケーキ(通年販売)

近年世間で人気の「バスクのチーズケーキ」も販売。ベイクドチーズケーキの風味や表面の焦げ、レアチーズケーキのやわらかさやなめらかさの両方が味わえます。「白ワインと相性が良い」とのこと。チーズケーキと白ワインを合わせる感性はさすが佐々木シェフ。

ジャムやワインも買える

店内ではフランス菓子以外の商品も販売されています。たとえば壁一面に並んだコンフィチュール(ジャム)。「ブルーベリー」や「イチジク」といった一般的なものから、「桃とジャスミン茶」「トマトとラズベリー」「キウイとココナッツ」といったおもしろい組み合わせのものも。

フランスワイン(赤、白、スパークリング)がなんと600円〜800円台で買えます。赤、白は昔ながらのコルク栓タイプ。筆者はワインを飲むときにコルクを抜くひと手間も楽しみたいタイプなので、これは嬉しいですね。白ワインを前述の「バスクのチーズケーキ」と合わせてみたい。

ホールタルトやギフト用菓子詰め合わせの予約注文も可能です。クリスマスシーズンやお年賀、帰省のお土産等に”八王子の人気店の菓子”はいかがですか!?

パティスリー タツヤ ササキ (PATISSERIE TATSUYA SASAKI)

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市散田町3-6-3
アクセス
西八王子駅南口徒歩8分
営業時間
火~土 11:00~19:00
日 11:00~18:00
定休日
月曜日・第一火曜日
※月曜日が祝日の場合は営業し、翌火曜日がお休み
電話
042-665-8528
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pekohara

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八王子在住のフォトグラファー、グルメブロガー。酒と美味しいものが大好きな2児の父親です。