浄瑠璃姫伝説ウォーキング 長池公園~せせらぎ緑道~蓮生寺薬師堂
今回は、長池伝説(浄瑠璃姫伝説)にまつわる長池と蓮生寺を巡るコースです。
それらを結ぶのが「せせらぎ緑道」。
スタートは南大沢駅。
(長池伝説・説明板より)
昔、相州大磯の海面に光る薬師如来像を漁師が引き上げた。 これを相模の国の城主岡崎四郎が譲り受け崇拝し、浄瑠璃姫が生まれた。 彼女は武蔵国の城主小山田太郎高家に輿入れする際、薬師如来像を父から譲り受けた。
しかし、延元元年に高家が討ち死にしたため、彼女も後を追い、薬師如来像を背負い侍女十三人と共に長池に身を投げた。
その後、蓮生寺の住職が長池に光る薬師如来像を見つけ、薬師堂を建て供養したということです。
長池と蓮生寺を巡るコース
京王南大沢駅を出て左へ。大きな道路を左に進むと目指す長池方面ですが、その前にちょっと腹ごしらえを。
というのも、11月に紹介したレストラン「花畑かたくり」と同じ経営のおすすめカフェがこの近くにあると聞いていたからです。
信号を渡り、中郷公園の右奥にある南大沢文化会館の中にあるのが「喫茶ぷらさDEかたくり」。
日替わり弁当(530円)
一番人気は「日替わり弁当」、この日は、牛肉と野菜のバルサミコ酢炒め(530円、飲物付690円)、手作りのケーキセット430円、60歳以上の人は飲物が210円。
まさにリーズナブル。
長池公園
駅方面に戻り、地図に従って進みます。ニュータウンらしい洗練された街並みがきれいです。
長池公園の入口はいくつもありますが、今回は南の端から入ります。気持ちの良い散策道を進むと、長池を示す道標があります。 長池の傍らにある石碑に先の伝説が書かれています。
この道標を右へ下ります
長池の石碑(浄瑠璃姫伝説)
次に目指すのが、薬師如来像が納められている蓮生寺。
元の散策道に戻り、長池ネイチャーセンター(催物をしている場合があります)を経て、映画撮影でもよく使われる「長池見附橋」(説明板有り)へ。
せせらぎ緑道
橋をくぐり人工池の先が「せせらぎ緑道」の入口です。
人工的に作られた道ですが、さらさらと流れる小川と様々な木々を見ながらの散歩は期待以上の心地よさです。
歩道橋を渡り、突き当たるといったん小川が途切れます。 正面の別所公園に沿って進むとその先に小川が見えますが、ここから道を逸れて蓮生寺に向かいます。
蓮生寺薬師堂
大通りを渡った所に案内板があります。大きな蓮生寺公園に沿って進むと「薬師堂⇒」という看板がありますが、その階段上の門は入れず、隣りの蓮生寺から入ることができました。
ひっそりとしたお寺で、薬師堂も閉まっていますが、お堂の手前に「市指定有形民俗文化財」に指定されている「蓮生寺の宝篋印塔」があります。
宝篋印塔とは、墓塔・供養塔などに使われる仏塔の一種です。
よくお参りに来るという女性によると、
「薬師如来像は公開されていません。このお寺の警戒が厳重なのは、何度も火災に遭っているからです」との事。
お参りを済ませ、元の小川に戻ります。
蓮生寺(薬師堂)
(宝篋印塔)
しばらく歩くと、堀之内駅の手前でせせらぎ緑道が終わります。
その真向いに、玄米菜食、グリーンカレーなどが人気の「オウチカフェ」というお店があります。このお店を左に回り込むように進むとすぐ裏が堀之内駅です。
気持ちの良いコースでした。
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