【西片倉町会】塚本富男会長さんにお話を伺いました!!
よみっこエリアの町会長さんにお話しをうかがう、シリーズ「町会長に聞く」。今回は片倉つどいの森公園がランドマーク、西片倉町会の塚本富男会長です。
公園が活動の拠点
西片倉町会は片倉つどいの森公園の南側寄り、西片倉1~3丁目と片倉町の一部、約400世帯が加入する町会です。
西片倉地区は1997年の区画整理により片倉町から分離されたエリアで、町会も2010年に片倉町会から独立して生まれました。会長を務めるのは、塚本富男さん。今年で5期10年目を迎えるベテランで、ユニークな催しや取り組みを企画するアイデアマンとしても知られます。「町会の行事は毎年、同じ規模でやろうとすると、だんだんと縮小していく。前年よりも派手にやろうとするくらいで、ちょうどいい。マンネリ化するといい仕事ができませんからね」
町会活動の拠点は片倉つどいの森公園。独立前の片倉町会が公共残土を預かったことで、公園の管理棟として会館が建てられ、公園アドプト制度により公園の維持管理も町会が担っています。
「会館だけでなく、皆で集まれる広場があるというのは非常に大きい。お花見、花見見物、やきいも大会など特徴的なイベントが開けるのも、この公園があるおかげです」
「コロナに負けるな街も仲間も公園も元気」の看板
この3年ほどは様々な町会行事が中止となりましたが、コロナ禍でも実施可能な新たな取り組みも進めています。「2年前に『花見の会』が中止になったので代わりに、住民の手で公園に菜の花を植えました。今では春になると一面、黄色い花が咲いて、桜と並ぶ名物になっています。今年は燃やしきれなかった公園の広葉樹の落ち葉でカブトムシの幼虫を育てて、子ども達に配ろうと思っています」
「地元愛」が原動力
塚本会長は生まれも育ちも西片倉。郊外の里山の風情が残る町が、ニュータウンへと変貌する様子を見届けてきました。「開発前から住む人と、開発後に来た人の割合は2対8。長く住んでいても、まだまだ知らない人はたくさんいる。知らない人と親しくなれるのは、町会活動のやりがいですね」溢れる「地元愛」は町会活動に取り組む原動力にもなってます。
西片倉町会塚本会長の趣味はアマチュア無線
「老人会の皆さんとは、子ども時代からの顔見知り。子ども会で一緒にリアカーを引いて、資源ごみ回収をしたり、いたずらして怒られたりもした(笑)。私は地域の皆さんに育ててもらったんです。今は町会活動を通して、そのご恩返しをしているようなものです」
現在65歳。「あと1、2年は頑張りますよ」と笑う、塚本会長に今後の抱負をうかがいました。「災害などいざというときに、町会活動を通して皆で動いた経験は必ず役に立ちます。いってみれば町会行事は全て緊急時の予行演習ともいえます。だから活動を継続していくことがなにより大事。コロナ禍という難しい時期ですが、試行錯誤しながら、できることを続けていきたいと思っています」【取材:石川】
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