【よみっこ】明るくお話大好きなマッサージ店『キュアハンズ鍼灸指圧治療院』
皆さんこんにちは!
今回の取材相手は、千人町で鍼灸指圧治療院を営む、スーダン出身の全盲のお2人。スーダンからやってきたきっかけ、仕事の話、家族の話など、をお聞きしました!!
仕事求めて留学
まずは、バシルさんが日本に来たきっかけから聞きました。
「スーダンでは、視覚障害者の就労状況は大変厳しく、努力して一般大学に進む人が多いのですが、それでも就職できるとは限りません。そんな時、大学の先生から、日本のボランティア団体が行なっている留学制度を聞き、その場で申し込みました。日本では、京都府立盲学校に入学し、日本が全く分からず苦労しましたが、3年後、国家資格(鍼・灸・指圧マッサージ)に合格し京都で鍼灸指圧師として働きました。並行して、立命館大学(大学院)で、障害者の雇用について研究しました。13年前に東京へ。八王子市大楽寺で開業して6年間続けましたが、コロナでお客さんが激減したことから、2014年に私と同じ制度で来日したムルタラ君とここを開業しました。今は、日本国籍を取得し、同郷の妻と子ども4人と暮らしています」
翻訳業務も
6歳年下のムルタラさんも、同様の制度で文京区の筑波大学付属盲学校へ留学。2009年に国家試験に合格。
筑波技術大学で情報について学ぶ一方、アラビア語(スーダンの公用語)、英語、日本語の相互翻訳業務をし、現在もマッサージ業務と並行して続けています。子ども3人。
左:バシルさん、右:ムルタラさん(治療院にて)訪問マッサージ
ここキュアハンズ鍼灸指圧治療院の特長は、長く通っているお客さんが多いこと。肩こり、腰痛、膝などの関節痛、ムチウチ、日常の疲れを取りリラックスしたい方など様々な年齢のお客さんが通っています。もみほぐしなどのチェーン店も増える中、お客さんが多いのはしっかりした技術と、コミュニケーションを大切に、「心も体も癒す」事を大切にしているからです。
もう一つの特長は、訪問マッサージです。後期高齢者対象に、医師の同意書のもとで、保険適用で受けられます。電話連絡すると、ムルタラさんとアシスタントの南さん(めじろ台在住)が聞き取りと説明に訪問してくれるそうです。
「前向きに生きる原動力は?」との質問には、「そうでないと生きていけないですから」とバシルさん。勇気づけられる一言でした。(取材:中塚)
地域情報紙 よみっこ
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よみっこ編集局
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キュアハンズ鍼灸指圧治療院
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市千人町3-6-18ラ・フェリア103
- アクセス
- 西八王子駅 徒歩6分
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 土曜・日曜・祝祭日・年末年始
- 電話
- 042-697-6075
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。