実は昔四ツ谷にあった!?長池公園に架かる美しい橋『長池見附橋』
みなさん長池公園に架かっている長池見附橋を知っていますか?
綺麗な橋だよな〜と何となく調べたところなんだか歴史が面白そう!
この記事を見れば実際に行ってみたくなること間違い無しです!
長池公園と長池見附橋
長池公園は八王子市別所にあります。
広い公園なので公園内のどこに行くかでアクセスは変わってきますが、長池見附橋に1番近い駅は南大沢駅で徒歩20分ほど。
徒歩1分のところに「見附橋」というバス停もあります。
もちろん駐車場もあるので車でもOKです!
晴れの日の長池公園。とても気持ちがいい!
これが今回ご紹介する長池見附橋!
綺麗ですよね〜
実はよくドラマのロケ地として使われています。先日もドラマを見てたら突然出てきてびっくりしました。
昔買っていたファッション雑誌の撮影場所としてもよく使われていたのを覚えています。
橋の上はこんなかんじ。
歩道も広々していて歩きやすいです。
実は昔、四ツ谷にあったのです。
なんとこの橋、1993年に四ツ谷からお引越ししてきたんです!
どういった経緯で八王子に来たのでしょうか?
四ツ谷時代のお話
交通の発達にともなう道路整備の一環として四谷見附橋が完成したのは1913(大正2)年。
なんと今から110年前!!都内最古の陸橋なんだそう。
今でも橋の中央には『よつやみつけはし』という名前が書かれています!
大正時代の写真や設計図が橋の近くに展示されていました!!
当時は路面電車が走っていたんですね〜
迎賓館と調和のとれたネオ・バロック様式
高欄や橋灯などは、当時隣接していた迎賓館と調和のとれたネオ・バッロク洋式の装飾が施されているのだそう。
この美しいデザインにはそんな理由があったんですね!!
八王子にお引越し
1974(昭和49)年に四谷見附橋を含む新宿通りの拡幅整備が決まり、橋は架け替えられることに。
一時は解体も予定されましたが、数十年に渡って地域に根付いた橋を惜しむ声が上がり、解体ではなく移設することが決定しました。
そして1993(平成5)年に長池公園への移設工事が終了!
今もなお四ツ谷時代の美しいデザインを引き継いでいます。
今の四谷見附橋も見てきた!
気になったので四ツ谷まで足を運んで見てきました!
現在の四谷見附橋はこんなかんじ!
四ツ谷駅ホームの真上に架かる、歩道と片側3車線の広々とした橋です。
端の赤いレンガが早速長池見附橋と同じですね!
高欄や橋灯、橋名板も同じデザインのものが!!
四ツ谷駅麹町口付近には四谷見附橋を含む四ツ谷の歴史の展示がされていて、なかなか面白かったです!
いかがでしたでしょうか?
普段何気なく通っている橋でしたがこんな歴史的な背景があったとは!!
全く違う土地なのに繋がりがあるって面白いですね。
長池公園に行く機会があればぜひ長池見附橋にも注目してみてください!
【参考】
・四丁目の夕日No.6| 四谷四丁目文化広報部
https://www.yotsuya4.com/tokusyu/bunka6.html
・『鉄の橋百選―近代日本のランドマーク―』東京堂出版、1994年、96-97頁
http://library.jsce.or.jp/Image_DB/committee/steel_structure/book/42517/42517-0096.pdf
・四谷見附橋| 一般社団法人 日本橋梁建設協会
https://www.jasbc.or.jp/routepress21st/rp21st-03-02.php
長池見附橋
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市別所2-58
- アクセス
- 南大沢駅 徒歩20分
バス停「見附橋」 徒歩1分
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