
今回紹介するのは、西八王子駅北口から徒歩6分ほど歩いたところにある人気のパン屋さん『Due Tre』です。朝早くからオープンしていて、朝食用に買いに来られる方も多いとのこと。どんな方が作っているんだろう?と思ってお会いしたら、すごく物腰のやわらかいシェフでした!
Due Treの川崎シェフにインタビュー!
川崎シェフは、恵比寿『神戸屋キッチン』や久我山『ラパン』での修行を経て、2006年に西八王子で『Due Tre』をオープン。とくに食パンが人気で、具材の違いなどを含めれば15種類にも及びます。一番のこだわりは国産の小麦粉しか使わないこと。『多田製粉』(大和田町)に依頼して国産小麦のみのオリジナルブレンドを使用しているそうです。
なぜ、国産の小麦粉しか使わないのか?それはパン屋を長年営んできたなかで食糧を外国に頼りすぎていることへの危機感、さらには遠くから運んでくることによる燃料の浪費や使用される農薬への懸念を抱いたからだといいます。「日本のほとんどのパンは外国産の小麦粉を使っているなか、せめて自分の店では国産小麦粉を使いたかった」と川崎シェフ。
ほかにも人気の秘密をいろいろと聞いてみました。

――店名の『Due Tre』はイタリア語で“2、3”という意味ですが、どうしてこの名前にしたのですか?
店名に『ブーランジェリー』(フランス語で“パン屋”)って付けたくなかったんです。いろんなパンが作りたかったので、フランスに囚われたくなかった。いろいろ考えて、イタリアの車が好きだったのでイタリア語を使いたいと思って付けました。“2、3”は23日生まれだからです。
――いちばん人気のあるパンは何ですか?
『でか食』ですね。シンプルだからこそ完成するまで結構大変でした。差をつけて『うちの方がうまい』と思わせなくちゃいけないから。天然酵母を試行錯誤したことで、香りと生地の保湿性がよくなったと思います。食パンには小麦粉、ハード系にはレーズン、ライ麦パンにはライ麦の天然酵母をそれぞれ起こして使っています。
――今、川崎シェフがいちばんオススメしたいパンはどれですか?
今は『キタノカオリの食パン』が自分のなかでオススメです。バターと小麦の香りが絶妙です。
――食パンって『でか食』だけじゃないんですね!?
生地だけだと6種類。具材の違いなどを含めればざっと15種類ほどあるかと思います。

――お客さんはリピーターの方が多いんですか?
そうですね。(駅から見て)裏の立地なので、通りすがりのお客さんはなかなかいないですね。うちに来ているお客さんは、ごちゃごちゃしていないこの立地が好きみたいです。よく言われますがみんな移転することを恐れています(笑)
――「いつか移転を」と考えていらっしゃるんですか?
人数のわりに店がせますぎるので広いところがいいなと思いますが、移転しないと思います(笑)





常連のみなさん、ご安心ください!移転はしないそうです。そしてまだ行ったことがない方、ぜひ行ってみてくださいね。
Due Tre (ドゥエ トゥレ)
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市千人町2-13-8
- アクセス
- 西八王子駅北口 徒歩6分
- 営業時間
- 8:00~18:15 (土日は7:30~)
- 定休日
- 月曜日 / 第1・3・5火曜日
- 電話
- 042-682-5066
- @DueTre_23
- https://www.facebook.com/23duetre
- @due_tre_23
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