ベストシーズン到来!中山のバラ園『花の音-hana.no.ne-』で満開のバラを堪能しよう

ベストシーズン到来!中山のバラ園『花の音-hana.no.ne-』で満開のバラを堪能しよう

以前ご紹介させていただいた、中山在住のバラ愛好家、下村毅(しもむら・たけし)さんの自宅周りとバラ園が見頃を迎えています。とってもすてきなので、ご紹介させてください!

今が見頃!自宅を囲むクライミングローズ

日本園芸協会ローズ・コンシェルジュの下村さん。仕事の傍ら、バラ園『花の音-hana.no.ne-』でバラの栽培を行いつつ、バラ栽培講座を開いたり、山野美容芸術短大のバラ園『ミアアイコローズガーデン』の監修なども行っています。

専門家と市内バラ園を巡るマイクロツアーでバラの魅力を満喫!

公開日: 2023.11.24

今回は八王子市内のバラ園を専門家と巡るツアーに参加して、バラを中心とした八王子の新たな魅力に浸ってきました。 その様子をレポートします!…

こちらが下村さんのご自宅。丹精込めて育てたクライミングローズ(つる性バラ)が壁を覆い、華やかに自宅を彩っています。「この景色を見ると、これまでの苦労が報われますね」と下村さん。

エントランスを飾るのは、可憐で清楚な白つるバラ『つるアイスバーグ』。日陰でも丈夫に育ち、病気にも強い人気のバラ。

オレンジ色が華やかな大輪の『サハラ98』。下村さんが15年前に初めて育てた、思い出が詰まったバラです。力強くつるを這わせて上へと伸びていく姿に、バラの生命力を感じます。壁の角に沿って誘引して立体感を際立たせているのが見事!

花弁を縁取るようにピンク色が入り、色のグラデーションを楽しめるのが、この花の魅力です。

壁一面を華やかに飾る様は圧巻の一言!バラ以外の植物とのコラボレーションもバラガーデンの醍醐味、と下村さん。

右側の黄色のバラは『ゴールデン・セレブレーション』。ゴールデンイエローと、イングリッシュローズならではのカップ咲きの大輪。花びらがぎゅっと凝縮した、とても贅沢なバラ。

左側は『ピエール・ド・ロンサール』。中心部の濃いピンクとクリーム色が美しい、人気の高いバラ。コロンとしたつぼみの形が愛らしい。

これだけ見事に咲かせるコツは?と聞くと、「そのバラの性質に合った条件で栽培すること」と下村さん。「例えば、この場所はあまり日当たりがよくないんです。でも、クライミングローズなら上へと伸びるから太陽の光が当たることができて、よく育ちます。栽培する場所に合った品種を選んで育てることが大切です」。

庭にアクセントを添えるガーデングッズにも注目!バラのモチーフが描かれたステンドグラスは、ガーデニングの本場・イギリスから取り寄せたもの。夕方になるとライトアップされて、ガーデンの雰囲気を盛り上げます。

庭を守るガーゴイルに、ウォーターポットで釣りをする老人のオブジェも。物語の世界に迷い込んだように、ちょっぴり幻想的な雰囲気がすてき!

密かな人気は、ガーデンの花で作ったブーケの販売。200円という破格の値段なので、あっという間に売り切れてしまうことも。見つけたあなたはラッキーですよ!

バラ園で使っている肥料の販売も。我が家のバラにあげたら、よく育ってくれるかな?

満開がすぐそこに!バラ園『花の音-hana.no.ne-』

続いてバラ園へ。道路を渡った向かい側。裏は山になっていて、緑に囲まれた自然豊かなロケーションです。ここでは、40坪ほどの広さにおよそ45種60株のバラが栽培されています。

所在地:八王子市中山583-15

「狭いスペースの中でも、バラの魅力を最大限に引き出す」ことをテーマに、樹高による高低差や、花のバランスを考えて奥行のあるガーデンに仕立てています。取材した5月10日時点では4割程度の開花状況なので、これからが1年でもっとも美しいガーデンが楽しめるとき。

「ガーデンへようこそ」と、看板前のカエルが出迎えてくれました。

エントランスのフェンスを囲むのは、真っ赤なつるバラ『レッドキャスケード』。この花が開花すると、満開を迎えたサイン。

ミニバラがガーデン前を彩ります。ガーデン前の柵にもつるバラがびっしり。

色とりどりのバラが花開いてメルヘンチックな雰囲気に。左奥の黄色いバラは殿堂入りのイングリッシュローズ『グラハム・トーマス』。

ひと際目を引く、鮮やかなピンク色の大輪のバラは『プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント』。

グリーンの小さな花が珍しい『エクレール』

フェンス仕立てのつるバラ『アンジェラ』。ちなみにアーチの反対側は別の品種のバラを植えて、コラボレーションを楽しんでいるのもこだわりの一つ。

ロマンチックな白バラ『つるアイスバーグ』をバックに記念撮影もできますよ!

バラの前の植物はユリ。バラ園では、一番花が終わる頃にユリの開花が始まり、ガーデンが黄色のユリに包まれます。そしてユリが終わる頃、四季咲きバラの二番花が見頃を迎えるように設計されています。ずっと花が楽しめるなんてすてきですね!

立派なつぼみがたくさん!開花が楽しみです。

ちなみにバラの香りを楽しむなら午前中の来園がおすすめとのこと。バラの香りはリラックス効果もばつぐん!ぜひ、香りも堪能してくださいね。

アクセス

見学は随時可能ですが、駐車場がないのでバスでのアクセスが基本。八王子駅と南大沢駅を結ぶ京王バスで『中山』バス停で下車。中山交差点を北野台方面に進んだ通り沿いにあります。または京王バス『野猿峠』バス停で下車。野猿峠交差点を曲がって中山方面へ道なりに進み、突き当たりの交差点を右折。野猿峠バス停からは約1㎞、徒歩20分ほどでアクセスできます。

開花状況はSNSで随時アップされているので、チェックしてみて!
公式Instagram
公式Facebook

バラ栽培講座の開催のお知らせ

下村さんによるバラ栽培講座の参加者も募集中です。全4回で栽培のポイントやコツがわかりやすく学べます。場所は長池公園自然館レクチャールーム。参加費7,000円。パンフレットは『花の音-hana.no.ne-』に置いてあります。


カキモト

今がベストシーズン!少々アクセスが大変ですが、愛情いっぱいに育てられたバラたちを多くの方に鑑賞していただきたいです。

ぜひ足を運んでみてくださいね!

花の音-hana.no.ne-

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市中山583-15
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カキモト

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八王子在住13年。笑顔を撮るのが大好きなママカメラ&ライター。スポーツ、人物、街イベント、料理など、幅広いジャンルの撮影を行なっております。アウトドアが大好き。子どもと一緒に楽しめるお出かけ情報やスポーツイベント、アウトドア情報など、親子で楽しめる八王子情報を発信していきたいと思っています。