今回のお店紹介は、市役所裏にオープンしたレストラン「六文銭」。2024年3月のオープン以来、満席、リピーター続出……。食べてみて、その理由がよく分かりました。
店主は長野県上田市のご出身
市役所の真裏、マンション1階、3軒の飲食店の真ん中。看板には、しっかり信濃松代藩真田氏の定紋である六文銭が描かれています。
テーブル6席、カウンター4席のこじんまりした、オシャレなお店です。
店主の三輪信敏さん(69)と奥さんの美佐子さんは共に、長野県上田市の出身。現在も上田市に山を持ち、この店で使用する山菜を採りに行くそうです。「その年の気候にもよりますが、6月にはタケノコ、秋にはマツタケを採ってきて、お客さんにご賞味いただけると思います」と信敏さん。(信州は気温が低いのでタケノコの季節はこれからだそうです)
「料理は楽しい。お客様に喜んでほしい」と三輪さん
メインが2つ?
運ばれてきた日替わりランチを見て驚きました。ヒレカツとエビフライの盛合せと、和風のきのこパスタとメイン料理が二つ。信敏さんが自分の目で選んだ素材を使用し、全て手作り。もちろん味もいい。小鉢、スープ、ドリンクも付いて、これで980円。ランチメニューにはスープカレーもあります。(880円。共に税込)
市役所の職員を中心に、毎日満席になるのも納得できます。「お客さんに、『明日のメニューは何ですか?』と聞かれても、答えられないんです。ランチが終わってから、翌日のメニューを決め準備を始めるからです。昨日はハンバーグと魚のフライと厚焼き玉子でした。明日の予定は、牛ステーキとマグロの刺身です」との美佐子さんの言葉通り、料理は、和・洋・中、韓国料理、松花堂弁当など実に多彩です。それもそのはず、三輪夫妻は、これまで上田市、浦安市、越谷市などで、様々な種類の飲食店を経営してきました。
「これまであちこち行きましたが、一番良かったのが八王子。最後は八王子で店をやろうと決めていました」。また、「今は、利益よりもお客様に喜んでいただけることが喜びです」と。
この日の日替わりランチ(980円:税込)このほか、スープカレー(880円)もあります
渦巻き状のドレスドオムライスなどユニークなメニューもあります。中でもイチオシは、上田市で仕入れた麺に特別な加工を加え、独特な食感を実現したという、オリジナルの「八王子あんかけ焼きそば」。新しい八王子名物になるかも。
営業は、平日のランチのみ。予約は13:00からの時間帯がおすすめ。土日は休みですが、前日までの連絡で応相談(ディナーも同様)です。(中塚)
レストラン六文銭
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市元本郷町3-23-10 リン元本郷102
- アクセス
- 西八王子駅北口 徒歩17分
- 営業時間
- 11:30〜14:30/17:30〜21:00(L0 20:30)
- 定休日
- 無休
- @restaurant6monsen
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。