やっぱりプロの写真は違う『写真館桃屋美術』SNSでバスる撮影者・春日晃さんが考える「今の夢」
ネットで話題になった「ジョジョ立ち」の七五三の写真。あのSNSでバズった写真の撮影者が、八王子で『写真館桃屋美術』の三代目であることはご存じでしょうか?
まるで1枚の絵画
まずはこちらの写真をご覧ください。SNSでバスった写真ですので、一度は見たことがある人も多いかもしれませんね。
春日さんが撮影したOさん一家の写真
お客様Оさんのご一家に赤ちゃんが誕生し、その記念に撮影されたものです。モチーフは、オランダの画家ヘラルト・ファン・ホントホルストによる宗教画。
ヘラルト・ファン・ホントホルストによる宗教画
両家のおじいちゃんおばあちゃん、きょうだい、母子とОさんのポーズといい光の加減といい、まるで1枚の絵画のよう。
創業三代目
撮影者は「写真館桃屋美術」の春日晃さん。同社は昭和7年の創業。現在の春日さんで三代目です。東京薬科大学大学院を修了、薬品メーカーで臨床開発担当だった彼。「まったく家業を継ぐ予定はなかったのですが、サラリーマン時代ハッセルブラッド社のカメラを手に取る機会があり、凄いなと思ってこの道に(笑)」とのこと。
春日晃さん
ちょうど世の中がアナログからデジタルに変換する時期でもあり、カメラ業界もほぼデジタルになったこの20年。理系の晃さんが後継者になったことは、桃屋美術にとってはラッキーだったかもしれません。
プロの写真は違う
もう一枚の親子3人の写真もネットニュースで話題になりました。七五三の写真ですが、いわゆる「ジョジョ立ち」(漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物がするポーズ)。約30分で多種のポーズを撮影したそうです。
ネットで話題になった「ジョジョ立ち」の七五三の写真
その他、春日さんのサイトには微笑ましい楽しい家族写真がいっぱい。彼の写真の出来栄えに、毎年撮影する家族もいます。
また、最近では、「春日さんに遺影を撮影してほしい」と高齢者さんのお申し込みも絶えません。「遺影なんて、死んでから葬式屋さんに頼めばいい」というのは過去の話。生前のよりいい笑顔を残したいという人も多く、レタッチ(修正)も行ってくれます。
理系の研究者から家業を継いで約20年。春日さんの今の夢は?「八王子じゅうの家族写真、人物写真を撮りたい。写真は歴史を刻む鏡なので」
春日さんの作品を見ると「一億総撮影者の昨今でも、やはりプロの光の使い方は素人とは違う」と感じます。あなたも1枚いかが?(高田)
写真館桃屋美術
- 住所
- 八王子市八幡町8-2
- 電話番号
- 042-623-1395
※土日祝はご予約の撮影のみ承っております。
※各種記念撮影・証明写真、古くなったお写真の修整(修正)や復元、フィルム現像、遺影作成等写真のことならなんでもご相談下さい
※料金は記念撮影、肖像撮影 16,500円~。様々な料金プランあり。詳しくはお電話かHPをご覧ください。
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。