86歳の女将が作る極上トンカツ!とんかつ・酒処『象の仔』

86歳の女将が作る極上トンカツ!とんかつ・酒処『象の仔』

パワーを付けたいとき、食べたくなるもの……それがトンカツ。今回ご紹介の『象の仔(ぞうのこ)』、創業53年の老舗ですが、夜営業だし、外から中が見えないし、一見さんは、なかなか入りにくい店。でも、思い切って入ると「いらっしゃいませ!」店主の明るい声が迎えてくれます。

創業53年

彼女は斎藤夫佐ふささん。なんと今年で86歳。数年前までシェフだったご主人を亡くしてから、一人で店を切り盛りしています。
席数が少ないため予約が確実です

所在地:東京都八王子市中町11−12

ここのトンカツは、洋食の技法を使った独特な揚げ方。まず、8割程度揚げてから、その揚げた肉をあらかじめアルミホイルをクシャクシャにしたものを敷いたフライパンにのせ、そのままオーブンで焼くのです。オーブンの中で衣の余計な油は切れ、「カラッとした衣のトンカツ」に仕上げるわけです。面倒なこのトンカツの作り方をする店は、八王子では1~2店でしょう。

やはりまず、食べていただきたいのが『ロースかつ』(1,400円)。生の国産豚を写真のように女将が手切りで切ってくれます。約2cm前後の肉ですが、この洋食手法の揚げ方だと本当に肉は柔らかく、外がカリッ。もちろん、ヒレかつ(1,800円)も国産豚です。

ご飯にもこだわる

そして、隠れた人気がポークソテー(2,000円)。見た目より薄口の味付けなので女性でもペロリ。お酒を召し上がる方は、これらをつまみにゆっくりと。ごはん目的の方は、別料金でご飯・味噌汁をオーダーします。ここのご飯がまた人気で、「創業以来ずっと同じお米屋さんからその時においしいお米を仕入れています」と、女将。

『象の仔』に来たら、ダイエットを忘れ、思い切りお酒を飲み、白い飯、トンカツでカロリー蓄積してください。粋な手料理もたくさんあり、食事でもお酒でも楽しめる店です。「主人から引き継いだこの店、目標100歳までトンカツを揚げます!」と語る女将、頑張れ!(高田)

とんかつ・酒処『象の仔』

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市中町11−12
アクセス
八王子駅北口 徒歩6分
営業時間
17:00〜21:00(LO)
定休日
日曜日・祝日
電話
042-625-1954
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地域情報紙「よみっこ」

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