30年かけて夢を叶えた男・八王子クラフトリキュール代表・島村悟さん
今から約30年前。西放射線ユーロードのあるバーに鈴木さんという名バーテンダーがいました。
30年の夢
「水割りやロックを作るのは誰でもできる。カクテルを作れてこそバーテンダーなんだ」そんな言葉を口にする厳しい鈴木さんにバーテンダーの何たるかを一から教わったのが、島村悟さん。現在、多摩地区で一、二を争う、いやそれどころか、全国からお客さんが訪れるオーセンティックバー『洋酒考』代表です。
その島村さんが去る7月、念願だった酒造製造免許を取得、手作りのジンとリキュールの販売を始めました。名付けてクラフトジン『翠靄(すいあい)』とクラフトリキュール『マルベリー&ホップス』です。
左:翠靄~sui-ai~wet Gin 40% 500ml 2,900円 ※価格は税込
右:八王子craft liqueur 〚mulberry&hops〛28% 500ml 2,700円
本当の手作り
「島村さんの名前だけ付けたお酒でしょ?」と思うでしょうか?そう、現在の島村さんと彼のバー「洋酒考」のネームバリューでは、他の人が作ったお酒に名前だけ貸すのも十分可能だったでしょう。が、島村さんはそれを嫌いました。「本当に」自分で八王子市万町の小さな工房で作ったのです。写真のような小さな工房で、です。
小さな場所で島村さんはお酒を造っている
「バーテンダーを長くやっていると、皆、『自分のお酒』を作りたくなると思うんですよ。でも、それを僕はミニマムな形でやりたかった、自分の手で、です」(島村さん)。
「夢だったお酒を造れてうれしい。八王子の名産にしていきたい」と島村さん
飲んでみました
今までのお酒にない味です。ジンは、ジンと思えないスパイシーさ、そして、リキュールは八王子の桑とホップで、非常にフルーティです。しかも、両方とも2千円台と非常に買いやすい価格。これはヒットするな……。
「僕はこれを、『八王子土産』にしたくて。今後、八王子の絹を使ったパッケージで包むとか、いろいろ考えています」。
お酒を飲む人でも飲まない人でも、贈り物にできる八王子産土産。ユーロードの小さなバーから始まった彼のバーテンダー人生が、今、全国に花開こうとしています。(高田)
商品をお買い上げは『バー洋酒考』へ
商品は今後増えていく予定ですので、『バー洋酒考』へお問い合わせください。
『バー洋酒考』(購入だけでも可能です)
東京都八王子市三崎町4-3 2階(tel:042-626-6866)
『八王子SKY STATION』
東京都八王子市八日町2-3 八王子スカイホテル1階
こちらのサイトからも購入可能です。
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。