
伝統文化とアフタヌーンティーが融合した『茶フタヌーン』。黒塀カフェで季節ごとに開かれる人気イベントを、新緑とともに体験してきました。『眠れる森の美女』が100年の眠りから目覚めてお城で開催されるパーティー。それが、2025年5月12日に開催された『茶フタヌーン』のテーマです。『黒塀カフェ』の『茶フタヌーン』は、季節ごとの開催。お茶とお菓子、伝統文化の融合を五感で楽しめる贅沢なひとときです。

芸者さんと過ごす優雅なひととき『黒塀 茶フタヌーン』で魅力的なティータイム
公開日: 2024.06.19
和と洋が融合された『茶フタヌーン』というイベントが『黒塀カフェ』で行われました!ドレスコードはグリーンorイエローということで、グリーンに身を包み参加!おいしいお茶やスイーツと共に、八王子の芸者さんと過ごす素敵な時間を紹介します!その名前の…
『黒塀 茶フタヌーン』とは
その名前の通り、和洋折衷の世界感をイメージさせた『お茶×アフタヌーン』のイベント。ゆき乃恵めぐみさんをはじめとする、八王子の芸者さんとのアフタヌーンが楽しめます。

八王子・中町にある『黒塀カフェ』で、春夏秋冬それぞれの時期に行われます。日本の季節を感じ、心がときめく仕掛けがちりばめられた『茶フタヌーン』となっています。公式Instagramもあるので、イベントスケジュールなどをぜひチェックしてみてください。

緑あふれる屋久島の新茶で乾杯
ウェルカムドリンクは屋久島から取り寄せた新茶。冷茶で乾杯し、最後には温かいお茶も提供され、両方の良さを堪能できました。

ティーフーズ2種
最初に八王子の料亭『すゞ香』料理長が担当し、料理の説明・取り分けをしてくださいました。
『セルクルdeサーモンとアボカドのタルタル』。ピンクに縁取られたゆり根と、サーモン、アボカドのハーモニーが絶妙。和洋折衷を象徴するような、料亭料理長による洋風の一品でした。『ほうれん草のソフトフランス』とともにいただきました。

『薔薇香るティアラスコーン』
手絞りホワイトチョコのティアラを冠したスコーンに、マスカルポーネとクロテッドクリーム、薔薇のジャムを添えて。サクサクのスコーンと甘く香る薔薇のジャムは相性抜群でした。お皿に添えられた『宝石の琥珀糖』は、天然色素で彩られたお干菓子。お抹茶とともにいただきます。

『ピスタチオのマカロン』と『抹茶ときなこのプティパルフェ』
黒塀カフェのパティシエが手がけた『ピスタチオのマカロン』と『抹茶ときなこのプティパルフェ』。美しい模様が施されたマカロンと、ブルーベリーとゆずを添えたプティパルフェが並び、味覚と視覚を楽しませてくれます。創業時からのパティシエによる確かな技術が光ります。

ケーキスタンドを取り囲む『眠れる森の美女』の世界
コニファーブルーアイスが『眠れる森の美女』のツルバラのトゲを表現しているとのこと。グリーンのクリスマスローズと組み合わさり、花担当のセンスが光ります。

ロンネフェルト社の紅茶で季節を感じる
『黒塀カフェ』では、ドイツの最高級ブランド『ロンネフェルト社』の紅茶を使用。今回はスプリングダージリンとサマーゴールドが提供され、季節の変わり目を味覚で感じられる贅沢な時間でした。

野点でいただくお抹茶の美しさ
テラスで行われた野点では、ゆき乃恵すずめさんの所作に見惚れてしまいました。街の中に広がる日本文化の美しさが際立ちます。

お茶を運んでくださっためぐみさんも美しい所作。グリーンを纏った着こなしにも注目です。

お花担当のようこさんも、全員異なるお茶碗に見惚れていた様子。テーブルの生花をコサージュにしている細やかな演出も素敵でした。

三味線の生演奏と日本舞踊『潮来出島』
最後には、ゆき乃恵めぐみさんの三味線に合わせてすずめさんが舞う『潮来出島』の上演。息づかいが聞こえるほどの距離で鑑賞でき、所作のひとつひとつが絵画のように美しかったです。

ドレスコードと参加者の装い
参加者には毎回ドレスコードがあり、今回は『グリーン』『眠れる森の美女』がテーマ。それぞれの解釈で装いを披露し、語る姿はまるで宝石のような輝き。リピーターが絶えないのも納得です。

1週間でお着物からスーツに仕立て直したという92歳の木村道子さんも参加。クロスを担当されたセンスもお見事で、少女のような表情に引き込まれました。

今回初参加のお二人の装いも見事。白基調のお着物にはバラモチーフが散りばめられ、ブルーグリーンのお着物には粋な帯が。見ているだけで華やかな気持ちになりました。

ドレスコードは「自分なりの解釈で自由に楽しんでほしい」と、コーディネーターのさよさんが話してくださいました。写真は『ウェッジウッド フォーチュン』シリーズのケーキスタンドとティーポット。和洋折衷の世界観が見事に表現されています。

『黒塀カフェ』のオーナー町田典子会長も、グリーンのジャケットで参加。飲食業の功績や、中町の発展への貢献を知り、後から感動がこみ上げました。


『茶フタヌーン』は、リピートしたくなる魅力が満載でした。伝統文化を残そうとする取り組み、人をおもてなしする心、それぞれの思いが空間に満ちていました。『八王子』は、志ある人が多く集まる街。少し探索するだけで、そうした生き様に触れる機会があります。
黒塀カフェ
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市中町9-12 小松ビル1F
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩6分
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 月曜日
- 電話
- 042-649-7378
- @kurobei_chafternoon
- 備考
- 各種会合・パーティー承ります。
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