『焼き鳥は庶民の食べ物』 八王子市台町 満月屋(まんげつや)

小宮から西八へ──。開店はさる4月30日。焼き鳥フリークな筆者は、この取材のため3回ほど「満月屋」さんにお伺いしました。

開店直後に埋まるカウンター席。

1階は7席のカウンターと、2つのテーブル席（合計15席）。必ずと言っていいほど、開店の18時直後にそのカウンターが埋まります。
聞き耳を立てていると、どうもカウンターの皆さんは、店主・山田愛士（やまだあいと）さん（35）のファンのようです。プロレスラーのような風貌の山田さんと楽しく話し、お酒と料理を楽しんでいます。それも皆、彼の地元・小宮など遠距離からわざわざ西八王子に来ているよう。

「友達が多いんです。皆さん遠くから来てくださってありがたいです」（山田さん）

焼き鳥の種類多し！コワモテなのに爽やか接客

「皆に愛されているコワモテ店主」だからといって（笑）、一見さんが入りにくい雰囲気ではなく、山田さんの接客は爽やか。そして、よく見かける“つまみに手を抜いている居酒屋”と違い、山田さんの勝負は味。とくに焼き鳥！

串焼きは30種類以上。これは焼き鳥店としては画期的な数です。そして1本110円〜170円（税抜）。八王子市内でも1本400円〜500円の値付けをする店が多い昨今、リーズナブルなことこの上ない。それをすべて、山田さんが朝8時から一人で仕込んでいます。

「焼き鳥は庶民の食べ物。高すぎちゃいけないというのが、師匠の教えで」 もちろん彼が全種類刺している焼き鳥は、一品一品工夫されていて旨い！

焼き鳥だけじゃない！料理も豊富で大満足

そして満月屋さんは焼き鳥だけではなく、料理も1品300円〜40種類以上。おにぎり、茶漬け、焼きそば、沖縄そばまであるので、この店だけでお腹いっぱいになります。

小宮生まれ＆育ちの山田さんは、来月には西八王子に居を移し、「この地に骨をうずめる所存（笑）」とのこと。

人気のため、時間によっては入れないことも多いので、必ず電話してからの来店をお勧めします。なお、2階席は8名様くらいまでで宴会も可能です。