1月1日~10日は色紙をもって八ヶ寺めぐりを!八王子七福神めぐり
今回、よみっこは2000号を迎えました。
おめでたい話題という事で、お正月恒例の「八王子七福神」について、八王子七福神会のメンバーである善龍寺(元本郷町)の澁澤光祐副住職(35)にお聞きしました。
お正月には、八王子七福神をお楽しみください
――七福神のホームページがリニューアルしましたね
澁澤氏(以下S):「はい。まだ完成していないのですが、最終的には七福神めぐりコース周辺のお店情報を掲載する予定です」
――お店の情報を掲載する目的は?
S:「七福神をめぐりながらいろいろなお店を利用して頂けたらと考えています。この様なイベントを通じて街やお店が活性化するのが大切だと思います」
――時代の変化と関係がありますか?
S:「お寺は葬儀だけでなく、お祭り、会議、勉強など地域の方が集まる場所でした。時代が変わっても、地域あってのお寺である事には変わりありません。もっと私たちから発信していく事が大切だと思っています」
――秋にも七福神を開催されましたね
S:「外出の機会が減っているので、『夏の夕方に提灯を持って歩こう』という企画でしたが、結局コロナで秋にずれてしまいました。これからも新しい提案をしていきたいです。お正月には、是非八王子七福神をお楽しみください」
善龍寺 走大黒天・増田蔵六の碑
善龍寺本堂内(手前が増田蔵六の碑)
新しい八王子七福神めぐりHPによると、
「七福神とは七人の招福の神で、インド伝来の仁王経の中にある〝七難即滅七福即生〟という仏教語に由来するといわれ、八王子は吉祥天さまも入った、女神二柱、男神六柱。八王子の八の字にちなんだ八福神です」
期間は1月1日〜10日、9時〜17時受付。参拝方法として毎年宝船の色が変わる「色紙」が用意されており、どこのお寺でも購入でき、7年分の色紙を集めると金色の色紙がもらえます。巡る順番はなく、「七福神めぐりマップ」を参考に巡ります。
この善龍寺にあるのは「走大黒天」。その名の通り右足を前に出し、福徳円満の姿で走り回って各家に福を授けるという活動的な健康増進の神様です。
走大黒天がある本堂の後ろの壁に、天然理心流二代目坂本三助に師事し、唯一、三術(剣術・棒術・柔術)を修めた増田蔵六が使った木刀が飾られています。(増田家より奉納)
走大黒天(善龍寺本堂内)
奉納された蔵六が使っていた木刀
増田蔵六の墓所や小伝碑(本堂左)もあり、最近では新選組とともに天然理心流の武術が再評価される中で、お墓参りに訪れる人も増えているとのこと。
七福神めぐりの際にはお見逃しなく。
実際に七福神めぐりに参加した記事はこちら👇
【40周年記念】『秋の八王子七福神めぐり』が『いちょう祭り』と同日に開催!
公開日: 2021.11.14
11月20・21日 両日9:00スタート! 『七福神めぐり』とは福をもたらす神様として室町時代から信仰されてきた『七福神』を祀っている寺社を巡拝して開運を祈る行事です。 八王子では八王子の八の字にちなみ七福神に吉祥天をくわえた『八福神』をめ…
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。