ミニチュア作家のアトリエ兼ギャラリー『アートギャラリー春しるべ』
既にテレビやCMなどで取り上げられ、その精密で可愛い作品に多くのファンを持つミニチュア作家、谷本朋子さん。
3/18、高尾駅近くに、彼女のアトリエ兼ギャラリーが誕生します。
細かく温かい
谷本朋子さんの作品との出会いは、約6年前、八王子市内で行われたある映画上映会でした。その上映会の入り口に朋子さんの「ミニチュアドールハウス」が展示されていたのです。その細かさ、同時に何か温かみを感じるドールハウスに一瞬で虜になってしまいました。
写真:製作中の朋子さん
その時に入り口にいたのは、旦那さんの谷本広幸さん。
「素晴らしい作品ですね」とお声がけすると、「ええ、妻はオリジナルの作品の他に「思い出を残す」作品作りもしているんですよ」とのこと。
今回、その「思い出を残す」ミニチュア作品のことを詳しく聞きました。
娘さんを交通事故で
朋子さんがミニチュア作家になったのは、まだ小学生だった娘さんを交通事故で亡くしたことがスタートだったと言います。「朝、『いってらっしゃい』と見送って。それが最後でした」と朋子さん。
その後のことを多くは語りませんが、それを機に「人の心に寄り添える作品作り」をテーマに。もともとの才覚があったのでしょう。朋子さんのミニチュア作品は瞬く間に評判になり、NHKでも取り上げられました。
朋子さんの作品作りはまず、お客様が残したい建物や風景の写真などを見るのはもちろん、お客様とお話しし、建物や風景の特徴だけではなくお客様の「思い出」もそのミニチュアに反映させます。
写真:取り壊される保育園を残したミニチュア
写真では表現できない空気感、世界観をミニチュアにするのです。
約65年営業していたお風呂屋さんや築100年の古民家を「お話と写真で」再現。
出来上がった作品を涙を流して眺めるお客様の姿に、作る朋子さんも癒されるそうです。
過去の作品例はこちらで見られます↓
■ミニチュアドールハウス RUNA
あなたの思い出も
そして、3/18念願のギャラリーをJR高尾駅から徒歩約5分の甲州街道沿いにオープンしました。ここは、アート作品を展示販売したい作家さんに貸し出すほか、朋子さんの作品も陳列しています。奥には、朋子さんのアトリエが。
写真:谷本夫婦が「あなたを癒す」ギャラリーを作りました 朋子さんへの作品発注のご相談などは、まず電話をしたほうが確実です
「昭和40年代に建てためじろ台の一軒家を壊すんだけど、それをミニチュアで残したい」そんな相談ももちろん可能。高尾の小さな新名所、ぜひのぞいてみてください。(取材:高田)
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高尾アートギャラリー『春しるべ』
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市高尾町1548-5
- アクセス
- 高尾駅北口より徒歩5分
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 木曜日
- Webサイト
- https://dollhouse-runa.com/
- 備考
- 駐車場なし
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。