スポーツ本来の楽しみとは?『わくわく!ボールゲーム教室』開校!!

スポーツ本来の楽しみとは?『わくわく!ボールゲーム教室』開校!!
地域情報紙「よみっこ」

5月11日、Jリーグ参入を目指す「アローレ八王子」が、画期的な子ども向けボールゲーム教室を開校しました。
取材中、筆者のスポーツ体験を思い出していました。

楽しいはずのスポーツが…

筆者のスポーツの原点は、小学校時代の鉄棒です。勝手に技に名前を付け、友達と遅くまで練習しました。指導者も競技会もなく、あるのは、「上手な友だちへの憧れ」と「できた時の喜び」だけ。逆に、学年が上がるごとに、スポーツでの嫌な思い出も増えました。
上級生への不満、指導者の横暴。それでも、スポーツを続けてきたのは、あの日感じたスポーツ本来の楽しさや達成感が忘れられないからです。

写真:スポーツの本来の楽しさを実感して欲しい

競い合う事の楽しさ、上手になることの喜びもあります。が、そのことだけに偏りすぎて、去っていった仲間がたくさんいることも事実です。

遊びは成長のカギ

そんな筆者の想いを今回の「わくわく!ボール教室」指導者の高野さんが一言で表現してくれました。「遊びは成長のカギ」「目先の勝敗よりも一生スポーツを楽しむ心と身体を育む事が目標」と。

写真:高野さん

この教室では、ドイツで開発された、科学に基づけられた子どものボールゲーム指導プログラム「バルシューレ」を導入。高野さんは学生時代にその指導者の資格を取得。
「ドイツでは生涯スポーツという概念が根付いています。勝敗を争うスポーツは一つの選択肢に過ぎません。とはいえ、サッカーでもドイツは世界の強豪チームです。楽しむ人が多ければレベルだって上がります。教室ではあれこれ指示せず、まずやってみる。気づいたら褒める。楽しみつつ成長する事を大切にしています」と。

ノーコーチングという考え方

アローレでは、「ノーコーチング大会」も主催しています。その名の通り、コーチや監督は子どもに一切指示しない試合です。最近は、このような理念に賛同するチームが増えているとの事。同様の考え方で、バスケットボールや野球のチームも創設しました。色々なスポーツを楽しめる「スポーツ探検隊」もあります。

先の高野さんの言葉を裏付けるかのように、トップチーム(東京都一部リーグ)は現在、無敗での快進撃中(取材時点)。U18・U15、チアエキスパートクラスも優秀な成績をあげています。
「そもそもアローレを作ったのも、サッカーの後ビールを飲んでいるドイツの映像を見たのがきっかけです」とアローレ・紙本代表。取材をしたクラブハウス(犬目町)の裏山にはキャンプ場があり、子どもの遊び基地になっています。ここが拠点のひとつとなって日本のスポーツが変わっていく。そんな期待が膨らみます。【中塚】

『わくわく!ボールゲーム教室』概要

毎週水曜日 16時~17時

場所
陶鎔小学校

所在地:東京都八王子市犬目町56

対象
小学1~3年生

月会費
4,400円 (年会費1,500円)

プログラム事例
・ボールと遊ぼう
・熊の巣穴
・クリーン大作戦
・キングボール 等

■アローレ八王子スポーツクラブ
電話 : 042-652-9932(担当:高野)

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