八王子市にて『認知症を“体験”する~VR認知症体験会~』を開催!

地域情報紙「よみっこ」

7月20日に八王子市高齢者あんしん相談センターなどの主催により
認知症を〝体験〟する~VR認知症体験会~」がエスフォルタアリーナで行われました。

最新のVR技術を活用し、実際に認知症を「体験」できる画期的な試みをリポートします。

認知症の症状がある人の視点で

認知症を〝体験〟する~VR認知症体験会~」は、最新のVR(バーチャル・リアリティ)技術を活用し、実際の認知症がある人の視点を体験することのできる画期的な試み。
参加者は八王子周辺から50名。それぞれゴーグル型VR装置とヘッドフォンが用意され、このVRプログラムを開発した株式会社シルバーウッドの専属講師のファシリテートにより進行していきます。

写真:最新のVR装置で認知症を「体験」

まず体験したのは距離感がつかみにくくなる視空間失認)症状。ゴーグルを装着すると、ビルの屋上の端に立たされており、首を下に振ると、はるか下に道路が覗けます。両隣には人がいて「大丈夫ですよ」、「降りましょう」と笑顔で何度も促されます。

写真:装着時の違和感もなく映像もリアル

この不条理な状況、実は視空間失認の症状がある人が、車から降りる時の視点を再現したもの。症状がある人には車の段差の距離感がつかめず、まるでビルから飛び降りるように感じてしまうことがあるというわけです。
つづけて実際にはいない人小動物などが見えるレビー小体病幻視、自分がいる場所がわからなくなってしまう見当識障害も体験しました。

VRで高まる共感

それぞれVR体験後は、4人ずつのグループディスカッション何を感じたか、自分ならどのように接してもらいたかったか、またどのように接するべきかなど、リアルなVRでの体験を踏まえ、各グループとも熱心な話し合いが行われました。

写真:グリーンヒル寺田から参加した皆さん。体験会後も熱心に感想を述べあった。

体験会終了後の感想にも「体験」がこもっていました。認知症の家族がいるという散田町から参加の女性は「VRで実際に認知症を体験することで『こういう風に見えていたんだ』とわかった。介護する側も想像力を働かせ、余裕をもって接することが大事だと思った」。

グリーンヒル寺田からグループで参加した皆さんからは「実際に体験することで認知症が他人事から自分事になった」、そして「今回の『体験』をこれからの介護に役立てたい」とも。記者自身も今回のVR体験を通して、認知症の方々への共感性が高まったように感じます。言葉や文字で「学ぶ」のではなく、「体験」することで得られるものは多く、貴重な機会となりました。(石川)

地域情報紙 よみっこ

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