突如として現れたお洒落なパン屋さん。
毎日通いたくなるまちのパン屋さんをご紹介します。
横山町に誕生した町のパン屋さん『ボンシュシュ』
高級食パン開店ブームが続いたJR八王子駅北口近辺。
その中心地に、食パンだけではなく約50種のパンを朝から晩まで売るお店がオープンしました。
一等地だから
ボンシュシュが入店したスタイリッシュなビル物件は、新築してから数年空いていました。「家賃、高いらしい。下げないらしいよ」「だからか…何年空いたままにするんだろう?」近所の皆さんは、こんな噂話をしていました。
ところがさる4月、ここにお洒落なパン屋さんがオープン。それがボンシュシュ。毎日、約50種類のパンを朝から晩まで売っています。
写真:9月末まではアイスコーヒー無料サービス
ここを経営するのは、社会福祉法人「SHIP」。あきる野市、八王子市、江戸川区などで、グループホーム、ショートステイ、就労継続支援などを障害者のために行っている組織です。ここもそのうちの一つで、健常者のスタッフは13名、軽度から中程度の障害認定をされている利用者さんが26名、チームワークを発揮してパンを作っています。
写真:障害のある多くの利用者さんがパンを作っています
近所のみずき通りには、有名なフランス仕込みのパン屋さんが2軒。高級食パン屋さんは、数え切れないほどある、まさに「一等地」。勝負に出ましたね?と聞くと、「一等地だから、ここにしました。パン好きな方がたくさん住む地域だと思ったのです」(代表・渥美さん)。
おすすめは?
営業時間は平日朝8時から19時、土日祝は朝9時から19時まで。定休日は水曜日ですが、閉めた工房でパン作りの講習会などもしているというフル稼働っぷり。渥美さんは、「いつでもやっているまちのパン屋さんを目指しているからです。障害者の就労支援施設がやっているパン屋さんやカフェは営業時間が短いところが多いのですが、うちは普通のパン屋さんにしたくて」とのこと。
写真:朝から晩まで、50種のパンが入れ代わり立ち代わり並びます。
人気のツイストドーナツは1個100円と、全体的にリーズナブル
人気ベスト3は、カレーパン、塩パン、ツイストドーナツとのこと。スクラッチ製法で7種類の生地から作り出すパンはどこか懐かしい味で、まさに「まちのパン屋さん」。お値段も比較的リーズナブルで、これなら毎日通えそうです。「10年20年と、続いていくパン屋さんを目指しています」というこのお店、ぜひ応援してあげてください。(高田)
地域情報紙 よみっこ
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パン工房Bonshushu (ボンシュシュ)
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市横山町15-2 フィル・パーク八王子横山Ⅱ
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩9分
- 営業時間
- 平日8:00〜19:00(売り切れ次第閉店)
土日祝9:00~ - 定休日
- 奇数週の水曜日
- 電話
- 042-686-3583
- Webサイト
- https://bonshushu.com/
- @bon_shushu
- @bon_shushu
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。