天神町にコモンスペース『OMOYA』がオープン!トークイベント開催!

天神町にコモンスペース『OMOYA』がオープン!トークイベント開催!
Kenji

天神町にコモンスペース『OMOYA』がオープンします!それに伴いトークイベントを開催します!

以下、プレスリリースをご紹介します。

【11/23】「不登校から夢を見つけた、地域のちいさな焼き菓子屋」

国立市の「おへそキッチン」を拠点に、人気の焼菓子屋 QUATREQUARTS(カトルカール)を営む黒田千遥さん
そのルーツには、学校に馴染めず不登校の時期を過ごした経験がありました。

焼菓子屋として地域の人々に広く愛される傍らで、ウェブメディア「不登校新聞」や書籍「マンガで読む 学校に行きたくない君へ 不登校・いじめを経験した先輩たちが語る生き方のヒント」など様々な媒体に出演。そのライフストーリーを通じて多くの人に勇気を与えています。

また昨年9月からは、しょうがいなど様々な働きづらさを抱えた方が共にはたらく「喫茶わかば」(くにたち福祉会館内)の店長も務めています。

カトルカールのこれまでとこれから、大切にしているもの、人や地域とのつながり、じっくり聞いてみましょう。

「周りと同じ生き方」から離れたとしても、その人らしくしなやかに生きることのできる社会や地域をつくっていくためのヒントが、きっと見つかります。

イベント概要

●日時:2022年11月23日(水祝)18:00-19:30
●会場:八王子天神町OMOYAコモンスペース(オンライン配信あり)
●定員:会場15名+オンライン
●参加費:1500円(会場参加/オンラインともに)

●申込方法:Peatixページよりお申し込みください
Peatix

●ゲスト:黒田千遥さん 焼き菓子屋 QUATREQUARTS(カトルカール)

小学校に馴染めず家でお菓子を作るようになったのがきっかけで、パティシエを目指すが、働き方に疑問をもち一度お菓子作りから離れてしまう。2018 年 25 歳の時、地元国立市のシェアキッチン「おへそキッチン」と出会い、焼菓子屋 QUATREQUARTS を開業。素材にこだわり、シンプルだが記憶に残る焼き菓子作りが得意。

焼菓子屋QUATREQUARTS(カトルカール)Instagram

【12/10】「地域で始める、食と農のプチ起業」

いま、地域とつながり暮らしのなかで「プチ起業」を始める人が増えています。
書籍「食と農のプチ起業」の著者でもある小野淳さんは、TVディレクターや農業生産法人などのキャリアを経て「くにたちはたけんぼ」を設立。

田畑をフィールドに、子育て支援やインバウンド観光、婚活など多様な取り組みを展開するフロントランナーとして活躍してきました。

地域のなかで食の小商いを始めるとはどういうこと? 農とつながるにはどうしたらいいの? といった基本的なことや、小野さんが注目しているワクワクするような最新事例を紹介していただきます。

食と農をからめたプチ起業をこれから始める方も、いつか始めてみたい方も、必見です!

イベント概要

●日時:2022年12月10日(土)14:00-15:30
●会場:八王子天神町OMOYAコモンスペース(オンライン配信あり)
●定員:会場15名+オンライン
●参加費:1500円(会場参加/オンラインともに)

●申込方法:Peatixページよりお申し込みください
Peatix

●ゲスト:小野淳さん 株式会社農天気 代表取締役/農夫

NPO法人くにたち農園の会理事長。TVディレクター、農業生産法人を経て、東京都国立市に貸し農園を開設。2013年に「くにたちはたけんぼ」を設立し、田畑での子育て支援やインバウンド観光、婚活などユニークな農サービスを提供している。

くにたち農園の会

【11/29】メディア・業界関係者向け見学会

「まち暮らし不動産」の屋号で不動産企画・コモンスペース運営を⼿がける株式会社エヌキューテンゴ(東京都杉並区/代表:⿑藤志野歩)が、東京都⼋王⼦市天神町で新たなシェアハウス、コモンスペースの運営をスタートします。

まち暮らし不動産は、「まちと関わりながら暮らす⼈」「まちと共にある不動産オーナー」を応援する不動産会社。みかんハウス(松⼾市)、コトナハウス(国⽴市)、okatteにしおぎ(杉並区)、阿佐⾕みずいろの家(杉並区)などに関わってきました。また、空き家利活⽤に関するコンサルティングや講座、社会教育事業、ジェイアール東⽇本都市開発が取り組む「⾼円寺・阿佐ヶ⾕プロジェクト」を⽀援するなど、建築・不動産〜まちづくり〜社会づくりをシームレスにつなぐ事業に取り組んでいます。

取材対応概要

日付
2022年11月29日(日)
時間
10:00~17:00
株式会社エヌキューテンゴ 代表取締役 齊藤志野歩
10:00~12:00
株式会社ビオフォルム環境デザイン室 代表取締役 山田 貴宏

現地アクセス
八王子市天神町 15-1
JR 八王子駅 北口 徒歩10分
京王線八王子駅 徒歩14分

ご留意事項
・自動車駐車場のご用意はありません。コインパーキング等をご利用ください。
・写真撮影可
・入居にご関心のある方は、別途ご案内しますので、個別にご連絡ください。
・OMOYAメンバー、ファクトリーキッチンの利用、コモンスペースに関わりたい方は「OMOYAメンバー説明会」へ。

<お申込み>
参加のお申し込みはお手数ですが
[email protected]
までお願いいたします。
当日のご案内を折り返しお送りいたします。

当日のご連絡先
(株)エヌキューテンゴ 電話 : 03-6820-2311(現地に転送されます)

■このプロジェクトについて

⼋王⼦市天神町は、JR⼋王⼦駅から徒歩10分ほどという利便性がありながらも、古くからの繊維⼯場や商店が残るエリア。空き家となっていた築50年を超える⼾建住宅(⽊造2階建。改修後「OMOYA東棟」)を再⽣して3住⼾のシェアハウスとしました。

正⾯⽞関〜勝⼿⼝を通り⼟間としたことで、隣接敷地のアパート(⽊造2階建/4⼾「OMOYA⻄棟」)の住⼈も東棟のコモンスペースを⽇常的に利⽤可能とし、⼾建住宅とアパートを併せてひとつのシェアハウス「⼋王⼦天神町OMOYA」と⾒⽴てています。

東棟は⽔周りを共同利⽤するシェアタイプの住居である⼀⽅、⻄棟にキッチン・バス・トイレのついた個室があることは、世帯構成や年齢に多様さをもたらし、シェアする暮らしをより豊かにします。さらに、東棟のコモンスペース(キッチン・ダイニング)は、OMOYAの賃貸⼊居者だけでなく、メンバー登録した⼈が関わりながら使うことができます。

メンバーは⼀⼈ひとりが会費を負担し、OMOYAを共に育てていきます。さらに、⼊居者やメンバーが⽇常使いするキッチンに加えて「ファクトリーキッチン」を整備。菓⼦製造業の許可取得が可能で、⾷にまつわる⼩商いへのチャレンジも後 押しします。単なるシェアハウスにとどまらず、多様な⼈が暮らしや仕事のかさなりあいを楽しみながら使う・使いながらつくる「まちの共有地(コモンズ)」を⽬指します。

■プロジェクトの成り⽴ちー「おもや」から「OMOYA」へ

⼋王⼦は古くから養蚕や織物の街です。現在のOMOYA⻄棟が建つ場所には、かつて繊維関係の⼯場がありました。隣接した⼾建住宅(現在のOMOYA東棟)は、この⼯場主さんの住居でもあり、⼯場で働く⼈の⾷堂や休憩スペースがあったようです。働く⼈たちは⼾建住宅のことを”おもや”と呼んで、⾏き来しながら使っていました。

時は流れ、⼯場主さんは⼯場を閉鎖してアパート(現存)を建てました。⼾建住宅は引き続き⼯場主さんの⾃宅となりましたが、2棟の利⽤上のつながりは失われていました。

その後に2棟を引き受けたのが、⼟地(底地)所有者であり、本プロジェクトの事業主でもある本⽴寺(⼋王⼦市上野町/代表 及川⼀晋)。この地域に400年続く同寺は、借地権の返還に伴い建物の取り壊しを求めず、譲り受けたことから、本プロジェクトがスタートしました。かつて⼯場で働く⼈たちから”おもや”と呼ばれていた⼾建住宅(空き家)は、隣接する建物とのつながりを回復しながら、地域の”OMOYA”という新しい役割を担います。

■OMOYAのメンバーシップとは

OMOYAは賃貸⼊居者だけでなく、メンバー登録した⼈(「OMOYAメンバー」)が関わりながら使うことができます。関わり⽅や利⽤時間によって⽉額500円〜の会費を負担し、OMOYAの基本ルールを共有しながら、使い⽅を⼯夫したり、イベントを企画したりして楽しめます。メンバー間で晩御飯をつくる・⾷べるをシェアする「おたがいさまメシ」も予定。当社はメンバーがOMOYAに関わっていくための⽀援者となります。

賃貸住宅のコモンスペースをメンバー制で運営する試みについては、当社は2015年からokatteにしおぎ(杉並区)等にて実践してきました。当社は、メンバー(⼊居者含む)の主体性を守りながら、メンバー同⼠が関係性(つながりかた)の質を⾼める⼿助けをするコーディネーターの役割を担います。これは単なる不動産管理者とも、イベントスペース運営者ともスキルや振舞いが異なりますが、このコーディネーターの存在によって、不動産に対して「買う」「借りる」「使う」以外にも「関わる」という選択肢が⽣まれます。
※OMOYAメンバーの区分や⾦額等詳細については、メンバー説明会でご案内しています。

■プランニングについて

東棟の改修設計は「⾥⼭⻑屋(神奈川県相模原市)」「神⼭町公営集合住宅(徳島県神⼭町)」など、パーマカルチャ ーのデザイン⼿法・哲学を背景とした住環境づくりを⾏う株式会社ビオフォルム環境デザイン室(東京都国⽴市/代表:⼭⽥貴宏)。当社とのタッグは「okatteにしおぎ」に続いて2回⽬となります。

改修にあたっては、国産材の使⽤、既存建具の再利⽤はもとより、太陽熱温⽔器で給湯時のガス利⽤量を低減、⾬⽔タンクの設置により上下⽔道の負荷を減らすなど「暮らしやすさの持続性」を考えたプランニングとしています。⼀⽅で、正⾯⽞関側に降り⼝があった階段を思い切って付替えるなど、住⼈にとっての安⼼感を確保しながら、OMOYAメンバーにひらかれた場所であるため⼯夫も凝らしています。

東棟と⻄棟をつなぐ外構⼯事は、マメシバ造園(東京都調布市)の河合菜採。既存⼟地の⼟・⽯・平板・レンガなどを極⼒廃棄せず、利⽤し続ける⼯夫を重ねました。特に敷地内のアプローチは株式会社漆喰九⼀(愛知県名古屋市) 福⽥正伸⽒のサポートを受け、左官の技術で敷地内⼟壌を再利⽤。⼟地の記憶をそのまま閉じ込めた、味のあるアプローチに仕上がっています。

なお、今回改修したOMOYA東棟は1966年築。建築確認は受けているものの完了検査の記録がない建物でした。この場合、増築の確認申請を⾏うには国⼟交通省が2014年に定めた 「検査済証のない建築物に係る指定確認検査機関等を活⽤した建築基準法適合状況調査のためのガイドライン」に基づくことになります。今回は既存不適格調書の作成に第三者機関の調査(いわゆる「ガイドライン調査」)を要したものの、⼋王⼦市や⺠間確認検査機関の協⼒を得て、⼯事を実施することができました。

空き家の利活⽤が求められる現在においては、既存部分の性能や安全性を⾼めたうえで増築(または減築)をするなどして、今後の社会要請に応えていく必要があります。とくに本プロジェクトのような、空き家が多くなっている⼩規模の住宅においても、これらのプロセスが適切に、経済合理性をもって運⽤されていくことが肝要と考えます。本プロジェクトの取り組みが今後の制度運⽤の⼀助となるよう、情報発信に努めてまいります。

■東京都「⺠間空き家対策東京モデル⽀援事業(新たな働き⽅⽀援)」採択事業

本プロジェクトは、東京都住宅政策本部による令和3年度「⺠間空き家対策東京モデル⽀援事業(新たな働き⽅⽀援)」に採択されています。この事業は東京都が区市町村等と連携したこれまでの空き家対策の取組に加え、⺠間事業者等の取組へも新たに直接に財政⽀援を⾏うことにより、⺠間の⼒や知⾒を最⼤限活⽤しながら、重層的に空き家対策に取り組むために実施されているものです。

助成対象は本プロジェクトのうち、ファクトリーキッチンの整備費となります。東京都の空き家利活⽤の実態に即したモデルケースとなるよう、情報発信に努めてまいります。

■プロジェクト概要

<⼋王⼦天神町OMOYA>
所在地
東京都⼋王⼦市天神町15-1
建物概要
○東棟(⼀般住宅)
築年:1966年 構造:⽊造2階建
延べ⾯積:131.48平⽶(既存119.24平⽶ 増築12.24平⽶)
構成:シェア型貸室3⼾、コモンスペース、ファクトリーキッチン
○⻄棟(共同住宅)
築年:1979年 構造:軽量鉄⾻造2階建
延べ⾯積:114.19平⽶
構成:賃貸住居4⼾

八王子天神町OMOYA

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市天神町15
アクセス
八王子駅 徒歩10分
Instagram
@tenjincho_omoya
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