『八王子の匠』18回目は、
前回小沢製作所さんに取材をさせて頂いた中で小沢社長から面白い会をしているとお伺いをし、急遽今回も追加取材をさせて頂く事になり、会のメンバーの方にお越し頂きました!
あの“オシャレアウトドア製品”が生まれた『町工場』に突入!“第17回八王子の匠”
公開日: 2023.06.28
今回の取材先はこちら!八王子市美山町にございます『小沢製作所』さんです! 小沢製作所について ――小沢製作所さんは創業して何年目なのでしょうか? ――八王子には町工場は多いのですか? ――小沢製作所さんの得意分野はなんですか? ――かなり先…
こちらはどのような会なのですか?
会の名前が「はちおうでぃ」と言って「八王子でOUT DOOR 」という意味になります。
八王子は気軽にアウトドアを楽しむ事が出来る最高の場所なんです、実は。
そういう楽しさを知って頂きたいという意味も含め、八王子をPRしていく意味でもこの会は自然と出来上がったような感じです。
いつ位から始まったのですか?
新型コロナウイルスより少し前位だったと思いますね。
それぞれ付き合いは以前からあったんですが、協力体制ができるような状況になって来た時に会が生まれました。
私がかつてイベント屋などもしていた事もあったので、「行政と一緒に”シティープロモーション八王子” として八王子をアウトドアの街として進められないか」という話を商工会や市のいろいろな課の方と相談・協力などもして頂き、イベントなどにも出店する際など、1つのテントで1社というのではなく、4社で1個のテントを使い”八王子のブース”という形でするようになったんです。
最近になりいろいろと動き出しています。
なるほど、前回小沢製作所さんを取材させて頂いた際に聞かせて頂いた、『八王子を盛り上げたい』という想いに賛同された方々がこうして集まったという事ですね!
正にそうです
それでは前回小沢製作所さんの商品をお伺いさせて頂きましたので、本日お越しのお二人の商品をご紹介して頂けますでしょうか?
はい。『八王子工材』の梶原と申します。
弊社は 金属材料屋さんをしておりまして、材料を小沢製作所さんのように加工をされている会社様に卸をしているのが本業です。
そもそも何故、アウトドア商品を販売しているかというと、
私自身アウトドアが好きな事もあるのですが、前職を辞め材料屋として働くようになったこと、前職で設計などもしていたスキルもあったので、
設計が出来る、材料もある、加工屋さんも知っている、この3つが重なったというのもあり、自分が好きなアイテムを作れるのではないかと考え作ったのが最初なんです(笑)
材料屋さんなので、素材の美しさは把握しておりますので、 その知識を活かし、加工技術を小沢さんにお願いしています。
構造としては、自分がキャンプなどに行く際車で行くのですが、荷物をたくさん持っていきたくないんです。なので、出来る限りコンパクトに出来ないかと言うのがテーマの一つだったので、この焚火台はバラせるように設計しました。
5枚の板を組み合わせて焚火台を作っております。また1枚外して組み合わせるとコンパクトな焚火台にもなるんです。
これ凄いですね!
これ実は加工の方は弊社でさせて頂いたんですよ(笑)
弊社が材料を仕入れて作るのではなく、八王子工材さんはそもそも材料屋さんですので、材料を持ってきて頂いて、弊社で加工のみを行っております。その事でコストを下げる事ができるという訳です。
まさに協力体制の賜物ですね!
弊社では大量に製造しても在庫などの事もあり、そんなに多く作れませんので、小ロットで作って頂ける町工場さんの強み部分のおかげになります。
今後また何か現在今後の商品展開なども考えておりますか?
欲しい物だらけです(笑)
アウトドアだけに限定されずにシンプルに、そもそもこの焚火台自体が自分が欲しいものを作ったというのもあるので、
何かこういうのがあったら良いなというのを形に出来れば良いなと思っています。
やはり作る方自体が、こういうのが欲しいという想いというのは一番購買者に向けて響きますよね。
熱量が高いですよね、やはり。
リサーチ・マーケティングというのをしっかりとするのが本来なのでしょうけどね(笑)
やはり自分で使っていて使いやすいですか?
はい、とても使いやすいです!
これまで何回か試作などをしてきたのですか?
はい、何回も試作をして改良して今の形になっています。
ありがとうございます。
それでは次は『となりわ』さんご紹介お願いします。
はい、うち『となりわ』は厨房機材屋・施工やホームページの管理・燻製屋・飲食店などをしているのですが、元は釣り具メーカーさんからの仕事で、デザインなどもしていたんです。
その経験などもあり布物を使った商品などを販売しており、間もなく焚火台も販売する予定です。
うちはスパイスなども作っているのもあり、スパイス入れとして使えるバッグを作っています。
スパイスだけを入れるのではなく、カメラ、テントのペグ、ランタンのスタンドなどをいれるケースとしても活用できるサイズです。
こちらは、スノーピークさんのシェルコンテナに2つ入れる事が出来るサイズ感のもの。
素材が栃木レザーと岡山帆布を使用しており、パラフィン加工になっているので防水性もあります。
ご自身で図面引いたりパターンなどを出す事が出来るからこそ、いろいろな発想を実現化出来るというのが本当凄いです!
本当皆さんのお話を聞いていると、それぞれの力が凄いのと、その力が集まってくるという、正に八王子の底力というのを感じますね。
今後、会として目指していく事って何でしょうか?
八王子は製造業もありますし、飲食店も多くありますし、布物、レザー、多摩産材などもあったりと、いろんな所でいろんな事をされている方がいっぱいいて、出来ない事を出来る人に助けて貰い出来るようになる事が、可能性のある街だなと思っています。
そういった人達が力を合わせ楽しくやっていく中で、自分自身八王子に住んでいて、意外と八王子に住んでいるくせに八王子の事を知らなかったりすることがあるんですよね。
もっとイベントを通し盛り上げていく中で、もっと私達が住んでいる場所がこのような楽しく遊べる場所があるんだよというのを、八王子市もそうですけど、都内や山梨県、近隣エリアの方に発信できたら良いなと思っております。
ありがとうございます。それではそろそろお時間となってきましたので、最後にジャーニーをご覧の皆様に一言お願いします。
ありがとうございます。
八王子を盛り上げるために自分達が持っているリソースとか、人の関係などを使って、もっと楽しく、住んでいて良かった!また来たい!と思って頂きたいので、
皆さん是非イベント等に顔を出しに遊びに来てください。
皆で力を合わせてやっていきたいと思います。
八王子市自体をファミコンで例えると、八王子市 自体を本体としたらば、有能なカセットがたくさんありますので、どんどんたくさんのカセット(仲間)の種類を増やして、いろんな種類で遊べる町にしたいと思っておりますので宜しくお願いします。
八王子に魅力的な場所がたくさんあります!
都内の方もそんなに遠くに行かなくても八王子にはたくさん楽しんで頂ける場所・おいしい場所がありますので、ぜひ八王子に遊びにきてください!
ありがとうございます、『はちおーでぃ』の皆様でした!
『はちおーでぃ』をもっと知りたい方はこちら👇
はちおーでぃ 公式サイト
ユージの書評
前回の小沢製作所さんのお話からの延長戦ともいえる今回の取材だったのですが、
率直な意見としては、「八王子も捨てたものではないな」と思いました。
なかなかそれぞれ想いは持っていても、それがなかなか形として出ている事が少なく、常に立川と比較されてしまっている八王子の現状。
私自身もあえて喫茶店だけという縛りをせずにいろいろな面で発信しているのも何か起爆するのがあれば、、と考えているからです。
そんな中、同じような想いを持っている方からダイレクトにその想いを聞く事が出来、同士で一つになり形にしている「はちおーでぃ」の皆様の今後がとても楽しみでなりません。
取材後に私も帰りの車の中で興奮し、帰社後早速新商品の開発に入りました(笑)
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