築100年のオシャレなBARでお酒をじっくり楽しもう。古き良き時代の音楽や本とともに。

築100年のオシャレなBARでお酒をじっくり楽しもう。古き良き時代の音楽や本とともに。
ナル

みなさんこんにちは。
のんべえライターのNALUです。

今回は、住みやすい街No.1にも輝いた西八王子にある、八王子、いや、東京でもなかなかお目にかかれないほど素晴らしく、素敵な空間のBARを紹介します。遠くからも足を延ばす価値のある、素晴らしいお店です。ぜひ最後までご覧ください!

築100年!の工場を改装したBAR

まずは、この素晴らしく魅力的な空間とインテリアをご覧ください!

これが「アルカディア」なんです!
もともと織物工場だったこちらの建物は、今年で100年を迎えるそう。八王子でも、かなり歴史ある貴重な建物ゆえでしょう。

やわらかな光が、あたたかい雰囲気を醸し出している、なんとも心地よいBARなんです。
BARカウンターの後ろには、60~70年代の貴重なレコードがギッシリ。約700枚はあるそうで、音楽好きには、まさに宝の山!

さっそくプレーヤーにレコードをのせ、針を落としてもらうと・・・アナログレコードの、なんともいえない柔らかな音が、広々とした空間一杯に広がります。
ここでお酒を味わえるなんて・・もう至福としかいいようがありません。

ナル

古き良き時代の名盤の数々。お店の雰囲気とも相まって、最高にカッコいい!

また、店内には、古い書籍やCDがびっしり。「ガロ」や「三島由紀夫」など、歴史を感じさせる貴重な書籍、70年代~のミュージシャンのCDがたくさん並びます。
書籍はすべて店内で読むことができるので、お酒やコーヒーを味わいながら、本をじっくりと読みふける、なんて過ごし方ができるのも、アルカディアならではですね。

旬のフルーツをつかったカクテルと、BARのレベルを超えたフードに酔いしれる

続いては、気になるメニューをご紹介しましょう。

お酒はウイスキーを中心に、旬のフルーツを使ったオリジナルのカクテルなどが特に人気。
ちなみにこちらは、旬のすももを使った「すもものチャーリーチャップリン」というフルーツカクテル。

なんでもアルカディアの現オーナー・鎌本さんのお父様が、フルーツ王国・山梨で収穫されたものだそう。
新鮮なすももの上品な甘みと酸味がほどよく感じられる、とっても贅沢でおいしいカクテルです。これは、特に女性の方にはたまらないんじゃないでしょうか♪

こちらは、新鮮なミントをふんだんに使ったモヒート。

ミントの香りがしっかり弾ける、見た目にも涼げで爽やかな一杯!飲むと鮮烈なミントの香りと、シロップのほのかな甘みが混ざり合って本当においしい!これが本物のモヒート!いや~、しばし暑さを忘れました。やっぱり夏はモヒートで決めたいですね♪

さらに、こちらはフードが本当においしいんです!
今回いただいたお通しは、新鮮で健康に良いビーツを使ったサラダ。

酸味の効いたドレッシングがビーツや野菜のおいしさを引き立てていて、野菜それぞれの食感も楽しめる、食欲のない夏でもさっぱりと食べられる逸品。こちらのお料理の、レベルの高さがうかがえます。

ちなみに、こちらでは「本当に安心して食べられるものを」をコンセプトに、無農薬・無肥料・自然農法・固定種にこだわった、「oriori(オリオリ)のわんぱく野菜」を取り扱っています!(神奈川県愛川産)

https://www.instagram.com/oriori.organic/

orioriの坂下さんは
「子どもが生まれて、自分とご家族が無農薬で安心に確証がもてるものを食べさせたいし、自分も食べたい!」
という強い想いから、自宅用に野菜を栽培。余剰分を他の方向けに販売されているそう。

「自然農法の野菜は味が濃く、野菜特有の甘みや苦味がしっかり感じられてとってもおいしいですよ♪」とのこと。

ナル

ぼくもお通しで使われているビーツや、ジャガイモを購入して自宅でいただきましたが、確かにほかで購入した野菜とまったく味わいが違いますね・・・!

続いて、こちらが、お店の看板メニューともいえる「カレー」

今回のおすすめは「ひよこ豆のキーマカレー」で、豚ひき肉とひよこ豆をスパイスでじっくりと煮込んだ逸品。
スパイシーさもありながら、でもマイルドで食べやすい、このバランスがなんとも絶妙なんです。もう、これは、いつ来ても食べたくなる味わいです♪

そのほかにも、お酒に合う絶品のフードがたくさん!

ナル

個人的には、orioriさんの、鮮度の良いオーガニックの豆を使用し、注文を受けてから一杯ずつドリップしてくれる、優しくておいしいコーヒーがあるのが、最高にうれしいですね。
お酒のあとはコーヒーで締める。これ、なかなかおススメなので、コーヒー好きの方はぜひ試してみていただきたいですね。

アルカディアが愛される理由

ここで、二代目オーナーの鎌本さんと、常連のYさんに、アルカディアが愛される理由やエピソードを語っていただきました。

二代目オーナー・鎌本さんは、もともとアルカディアの常連さんで、そのまま2~3年のバイトを経て、6年くらい社員として働いていた経歴の持ち主。
その後、いったん店を離れたものの、前オーナー・高木さんが亡くなったことがきっかけで、2022年4月より二代目のオーナーとしてお店を再開させたのだとか。

鎌本さん「アルカディアでは、自分が生まれる前のまったく知らない音楽を、高木さんから解説してもらいながら聴けるのが、とっても貴重でしたね。
店に通いはじめたとき、何を話していいかわからず、ほかのお客様に話しかけることもできませんでした。そんなとき、高木さんの音楽話には、お店に馴染むきっかけにもなりましたし、本当に助けられましたね。」

鎌本さん「高木さんは、タバコと音楽の大好きな気のいいおっちゃん、という印象で(笑)。ある夜、常連のお客様が『住めば都』の話をしていて、ぼくが『住めば都っていうけど、都落ちだと好きになれなくてもしょうがない』的なことを口にしたら、突然高木さんが『自分がすんだ街を都にできない奴なんてバカ野郎だ!』みたいなこといって立ち去ったことがあって。」

鎌本さん「高木さんご自身も出身が鎌ヶ谷で、八王子に一人で移り住んできた人ですから、余計にそういう想いが強かったんだろうと思います。ぼくもその一言で、街を楽しむ、好きになる意識をもとうと思えたので、もう感謝しかないですね。」

常連Yさんは、岩手県出身で、現在は西八王子にお住まいだとか。アルカディアには通って5年目くらいで、前オーナーの高木さんの時から、お店のスタッフの方との会話が楽しくて通い始めたのだそう。

Yさん「アルカディアさんの魅力ですか?そうですね、はじめてロックがきけた場所でしたし、高木さんの集めている本が好きだったのが大きいですね。
一人でも来やすいので、お酒を飲みながらゆっくり本が楽しめるところもすごく気に入ってます。もちろん、カレーも好きなので(笑)、よく通うようになりました。最低でも週一、多いと週二できちゃってます(笑)

お酒は、私はウイスキーが好きなので、鎌本さんにおいしい飲み方を教えてもらえるのも楽しいですし、
旬のフルーツを生かしたカクテルも絶対に外せません。お店の雰囲気も、店内が広くて開放感があるので、女性ひとりでも入りやすいですし、地元の方よりも、ここに移り住んできたお客様のほうが多いというのもなんだか納得できる気がします♪」

アルカディアに行ってみよう!

場所は西八王子駅から徒歩5分程度の住宅街の中。西八王子駅北口を出て左に進み、日高屋手前の道をひたすら真っすぐ進むと、、、入口からとっても雰囲気のある建物!アルカディアさんに到着です!

夜はとっても雰囲気があります。

所在地 : 東京都八王子市千人町3-18-9

ナル

みなさん、いかがでしたか?
こんなにもたくさんの人から、長い間愛されるBAR、なかなかないのではないでしょうか。
お酒やフードはもちろんのこと、歴史ある古き良き建物には、素敵な音楽とともに、良い時間の過ごし方や、人との出会いが育まれるのかもしれません。

みなさんも、じっくりとお酒を楽しみながらの時間を過ごしたい、そんな気分の時には、ぜひアルカディアを訪れてみてはいかがでしょうか?きっといつもと違う、自分のための有意義な時間を過ごすことができますよ♪

cafe&bar Arcadia(アルカディア)

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市千人町3-18-9
アクセス
西八王子駅北口 徒歩3分
営業時間
18:00~25:00頃迄
定休日
月・木曜日 ※instagram・店頭のスケジュールをご確認ください。
電話
042-665-4905
Instagram
@arcadia_cafe
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