【体験レポ】ビギナーも愛好家もおいしく楽しくワインを知ろう！『Wine Salon Tanaka』の月イチ試飲会に参加してきた！！

北野駅北口徒歩2分。
ロータリーを突き抜けて、コピオ北野の前を北に進むと、店頭にワインボトルが沢山並んでいるお店を発見！
ここが『Wine Salon Tanaka (ワインサロン タナカ)』です。

中の見えないドアで、ワイン専門…と、開けるにの躊躇う要素しかありませんが、勇気を出して開けてみましょう！

店内はオシャレなカフェのような内装。暖色系の照明が灯り、思ったより堅苦しくない印象。
もちろんドレスコードはありません！普段の気楽な服装でOKです。

所在地：東京都八王子市北野町545-5

試飲会ってどういうシステム？

ワインを出しているお店に行ったことがある人も、そうでない人も、あまり聞き慣れないであろう『試飲会』というシステム。

『試飲会』とは、輸入業者やワイナリーの方からワインを仕入れる際の、試飲を伴う商談会を指す言葉。 ですが一般に開かれた田中さんの『試飲会』は、とっても画期的な内容なんです♪

試飲会 概要

【日にち】毎月 第3土曜日
【時間】15:00～ / 18:00～ (2部制)
【人数】各回6名ほどの少人数制
【料金】3,000円(税込)

毎月のテーマからワインを少しずつ

試飲会では季節やトレンドなどから毎月テーマを決めて、ワインを6～8種類チョイスして用意してくれます。
試飲して気に入ったワインがあれば、その場で買って帰れるという嬉しいシステム♪

今回は『プロセッコ』というテーマで、7種類がラインナップされました。
プロセッコとは…世界三大スパークリングワインの一つ。
イタリア北東部の2州9県でのみ作られる、グレラという品種のブドウを85％以上使ったフレッシュなスパークリングワインのこと。

カジュアルにワインを知る

ワインの名前(生産者)、生産地、使用品種、ワインの特徴を書いた用紙をもらえるので、ワインのことを何も知らなくても大丈夫！
さらっと目を通しながら会の始まりを待ちます。

最初の1杯をグラスに注いでみんなで乾杯♪
参加者みんなでおいしいプロセッコを飲みながら、『プロセッコとは』といった基本的なことから、地図や資料を見せながら説明をしてくれます。

話しを聞きながら感じた疑問は、その場で質問して答えてもらえます。
資料の紙の余白にメモを取ったりすることもできます。

堅苦しい勉強会ではなく、豆知識っぽい感じで色々教えてくれるので、勉強するよりすんなり頭に入ってきます(笑)

(ちょんちょんはワイン勉強中なので、感じた香りや味、知らない単語が出てくるとメモするようにしています！)

次々に登場するおいしいワインたち

大体は泡→白→赤や、味の淡→濃、辛口→甘口といったように、味わいが分かりやすいような順番を組んで出してくれますが、
今回はひたすらプロセッコなので、その中で香りや味わいの違いが分かるような順番になっていました。

【1杯目】
特別な畑で作られたブドウを使ったプロセッコ。

泡立ちとともに爽やかな香りがします。
こういう香りを『フルーティーで豊かなアロマ』っていうのか…ふむふむ。

自分で感じた香りや味わいをメモしながら、「こういう表現をすれば伝わるのか」など、自分の感覚と説明書きを比べながらワインの表現の幅が広がります。

【2杯目】
辛口でドライと書いてあるけれど、1杯目と比べると酸味がマイルドで、すっきりした甘さというよりは熟した果実っぽい香りがするな…。

泡の感じも、さっきよりシャープな感じがします。同じ『プロセッコ』とはいえ、香りや味わいの違いが分かるので、ワインが分かったような気分になれます。

【3杯目】2杯目のプロセッコと同じ作り手さん。
(よ～く見ると、ラベルに書いてある内容が違うんですよ)

エクストラドライと書いてあるから、甘みがややしっかり。花のような香りもします。
ほろ苦さとコクがあり、同じ人が同じ品種で作ったワインとは思えない～！

【4杯目】
プロセッコの中でもガス圧が高め！(炭酸が強い)
きめ細やかながら強い泡と瞬間的な酸味で飲みごたえがありますね。

甘さの度合いは3杯目と同じくくりですが、こちらの方がさっぱりとした甘さの印象。芳醇な甘みと甘酸っぱい甘みの違いみたいな差を感じます。

【5杯目】ロゼ！
ピノ・ネッロという赤ワインに使う品種を使用しているので、ほんのりとピンクです。

前の4杯より、わずかながら皮の渋みのような雰囲気を感じます。
ふわっと広がるお花のような香りに、ベリーみたいな可愛らしい後味が続いて、見た目の可愛らしさよりも味わい深いな、と思いました。

【6杯目】まさか、まさかの非売品！！
何回か試飲会にお邪魔しているちょんちょんでも、初めて見ました！
イタリアの土着品種研究会という協会から送られてきた、この回でしか味わえないプロセッコとのこと。

資料には『リンゴや花の香り』とありますが、蜜リンゴのような印象。
特に酸味が強いわけではないのですが、余韻の中に酸味が長く残るような気がしました。

【7杯目】破格の7,000円もする高級品。
泡は比較的大きくてしっかりしている印象で、口の中にほどよい酸味とドライフルーツのような濃厚な甘みが広がります。

まろやかさとさっぱりさのちょうどいい中間の味わいで、余韻の長さはダントツで長い！
これが7,000円の味わいなのね…勉強になります。

参加者の声

わたしは15:00の会に参加しましたが、一緒に参加したご夫婦と色々とお話しさせてもらいながらワインを楽しみました。
会話の中でワインの新しい知識が増えたり、楽しく世間話をしたり、少人数でアットホームな雰囲気の試飲会ならではの楽しみ方ができたと思います。

・敷居が低く、来ると必ず学びがあります。教養を深め、自分のレベルUPになる思います。
・ワインの知識に関係なく、誰でもウェルカムな雰囲気で楽しくワインが飲める場所です。
・ワインにまつわる疑問があるときに、気軽に参加できる雰囲気がいいですね。

・毎月第3土曜日と決まっているので、予定を調整して参加しやすい。
・テーマが魅力的で今日しか飲めないワインがあると聞いて参加しました。
・プロセッコだけを飲み比べできる機会は他にないので参加しました。

そして、いらっしゃったお客さん全員が口をそろえて、
外観とドアは勇気が必要だけど、本当に気にせず入っていいです！！入り口さえ入ってしまえば大丈夫！！
とおっしゃっていました。私も同感です！(田中さんも言っていました笑)

毎月変わる試飲会のテーマ

田中さんに質問したり、自分の感覚を研ぎ澄ませたり、その時居合わせた人と会話したり…
試飲会の楽しみ方は色々あります。

試飲会でご一緒する方は一期一会。まったく同じメンバーにはなったことがありません。
年齢、職業、住んでるところすべてがバラバラで、『ワイン』という共通点だけで集まった人同士で新たな繋がりができるのも、この試飲会ならではだと思います。

来月は『カベルネ・ソーヴィニヨン』

来月のテーマを田中さんに伺ったところ、「おもしろいカベルネ・ソーヴィニヨンの会をやるよ！」とのこと。

赤ワイン用の品種として代表的なカベルネ・ソーヴィニヨン。
カベルネ・ソーヴィニヨンの単一品種だけで、泡・白・赤…と、何種類もバリエーションをそろえるそうです。

これはワインマニアも心くすぐられるのではないでしょうか！
初心者にも、ワインの奥深さを知ることのできる素敵な機会になるのでは？

気になる方はInstagramのDMからお問い合わせを！
https://www.instagram.com/hidtana/