関西出身の筆者にとって、寒い季節になると無性に食べたくなるのがうどん。以前から気になっていた讃岐うどんの「あらた」さんに行ってきました。
「八王子・おいしいうどん」で検索すると真っ先に出てくるのが、同じ時期(20年前)に創業した「いそや」さん(以前紹介)と今回の「あらた」さん。お昼の営業が終わる14:30の少し前に伺いましたが、店の前には順番を待つ人が数人。店内は、カウンターと座敷11席のこじんまりとした、いい雰囲気です。
注文が入ると、店主の岡部さんがうどんを切り、奥さんが天ぷらを揚げ……と、絶妙のコンビネーション。讃岐うどんと言えば、濃い目の出汁をかけた『ぶっかけ』が一番人気かと思いきや「香川では、出汁をかける『かけ』と『生醤油』が多いですね。香川では皆さん毎日のように食べるので自分で出汁をかける(セルフ方式)も多いですよ。『ぶっかけ』が出たのは比較的最近です。うちでは、『かけ』と季節限定の『白味噌煮込みうどん』(~1月)が多いですね。夏は、ぶっかけもよく出ます」とのこと。
他には、『釜揚げ』、卵を絡めた『かまたま』、『ざる』など、6種類の食べ方が楽しめます。
注文後うどんを切ります
「うどんは大好き。毎日食べても飽きないです」と店主の岡部さん
お昼の定食
今回はうどんそのものを味わえる『生醤油』をチョイス。香川県から取り寄せた生醤油と薬味とでいただきます。まずは、最高の状態になるよう寝かしているといううどん。最初の食感はマイルドですがしっかりとしたコシ。サクサクの天ぷらは塩で。今日の小鉢は揚げ出し豆腐。味見をさせてもらった『かけ』の出汁は、こちらも香川県のいりこと昆布を使った独特の旨味です。
かやくご飯と小鉢付きの昼の定食は900円。天ぷら付きで1100円。
開店して20年。「もっと美味しく」と工夫、改善しているとのこと。香川で修行した「もり屋」さんの味を守りつつ、毎日新たな気持ちでうどんを打ち、改良を重ねる真摯な姿勢が人気の秘密なのでしょう。(中塚)
本格手打ちうどん あらた
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市八日町10-1
- アクセス
- 八王子駅北口 徒歩10分
- 営業時間
- 11:00~14:30 / 17:30~21:00
- 定休日
- 日曜日・祭日
- 電話
- 042-628-2330
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。