八王子市仏教会・大山師に聞く。八王子ならではの『花まつり』とは?
さる4月3日、八王子駅前ユーロードと桑都テラスで『花まつり』が行われました。当日の様子と、後日実施した八王子市仏教会の大山師へのインタビューをお伝えします。
小雨の中の練り歩き
『花まつり』はお釈迦様の誕生日(4月8日)を祝う行事です。当日はあいにくの小雨でしたが、八王子駅北口のマルベリーブリッジ下に集まった八王子市仏教会のお坊さんたち、木遣りの皆さん、芸妓衆の三者で練り歩きが始まりました。
八王子消防記念会メンバーによる木遣り
道行く市民、観光の外国人も足を止め写真を撮ったりそのままついて来たり……木遣の荘厳な歌声、法螺貝の音など、日常とは違う風景が印象的でした。
八王子芸妓衆の踊りも花を添える
法要会場の桑都テラスでは、花まつりの象徴である白象が待ち受け、お釈迦様への甘茶かけ体験、お花と甘茶のプレゼント、お坊さんたちの法要や芸妓衆の踊り、林家木久蔵氏の落語も行われ、盛りだくさんのお祭りとなりました。
余談ですが、花まつりの象徴である白象は、会のみんなで考えたキャラクターだそう。
仲がいい八王子市仏教会
今回はその企画者である吉祥院・大山義順師にお話をうかがいました。
――今回、初めて拝見したのですが、お坊さんと木遣り、芸妓さんという取り合わせ、その皆さんが中町へ。八王子ならではの情景で非常に面白かったです。
そうですか、ありがとうございます。毎年、実行委員会でいろいろ考えて企画しています。今年は最後に人気落語家の林家木久蔵氏がご出演くださり、盛り上がりました。
――ところで、八王子市仏教会は、仏教宗派を問わず130ものお寺が所属しているんだとか?
はい、八王子市内の伝統仏教の皆は横の結束が強く、花まつりの他にも7月のとうろう流し、12月の成道会などの行事も協力して行っているんですよ。
――そうなんですね。今日みたいな華やかで楽しい行事をみると伝統仏教にすごく近づけた気がするし、仏教へのイメージも変わりますね。
そう言っていただくとやりがいがあります。7月の「平和祈念とうろう流し」(市役所横浅川河川敷)もお待ちしております。
ありがとうございました。(高田)
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