食べやすさとオーナー夫妻の人柄で町と住民に愛される中華店 『味楽苑』

食べやすさとオーナー夫妻の人柄で町と住民に愛される中華店 『味楽苑』

桑志高校の横に建つ、緑色の建物。ここは創業して51年目の中華の名店「味楽(みらく)苑」。このお店を西八王子に住んでいて知らない人はモグリと言えるかもしれません。

クセになる味

オーナーの山田敏安さんは77歳、久子さんは75歳。生涯現役のお二人です。旦那さんは若いころ、八幡町にあった今はなきパン屋さん「エイラク」でパンを作っていたそうです。それから縁があり中華の道へ。彼の作り出す料理はどれも優しく食べやすい。そして「また食べたい」と思わせる、常習性のある味です。

本当に元気な山田さんご夫婦

たとえば餃子(500円)。パリッとした感じではなく、やや柔らかめ。そしてニラと肉のバランスもいい感じで食べやすいです。

何個でもぺろっとイケる餃子

そして人気のチャーハン(650円)、梅チャーハン(650円)、豚肉チャーハン(700円)があるのですが、この日は豚肉チャーハンを。見た目は味が濃そうなのですが、スルッと入ってしまうほど良い味です。

三種のチャーハンはどれも大人気。これは豚肉チャーハン

会や個展も

お酒飲みにもここは人気。麻婆豆腐(650円)は、真っ赤なのですが、辛すぎない。玉子チリソース(650円)は、卵のまろやかさと辛みがたまりません。これらをつまみに、ビールや紹興酒を飲むお客様が後を絶ちません。取材当日は、お祭帰りの神輿のグループ約30人の予約でお店は満員御礼。皆、ここのお店のファンなのだとか。

「辛すぎないでも辛い」万人が好きな麻婆豆腐

そのほか、ここでは、大相撲を応援する会、朗読の会、落語の会などを開催。そのたびに満員御礼だそうです。「とくに募集はしないのよ、すぐ埋まってしまうので」と久子さん。

また、山田オーナーは、ご自身でも絵を描き造形物を作り、久子さんも様々な小物を作ってしまうアーティスト。その理由で、多くのアーティストの個展もここで開いています。お料理の味はもちろん、様々な会の主催もアーティスト応援もご夫婦の「優しさ」にあふれたこのお店。八王子でずっとずっと続いてほしい名店です。(高田)

味楽苑 (みらくえん)

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市並木町39-28
アクセス
西八王子駅北口 徒歩10分
営業時間
11:00~15:00
17:00~20:00
定休日
火~木曜日
電話
042-664-0528
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地域情報紙「よみっこ」

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