アメリカ発祥のニュースポーツ「ピックルボール」の『日韓交流大会』が8月18・19日の両日に、八王子市片倉町の日本工学院八王子専門学校で開かれました。
国内初の国際大会
外国選手団を迎えるピックルボールの国際交流大会は日本国内では初めての試み。八王子が日本のピックルボールの先端地であることから、韓国の釜山広域市ピックルボール協会から交流の申し出があり実現の運びとなりました。
日本からは八王子市で活動するメンバーを中心に50名超、韓国からは釜山の他、ソウルなどから20名超が参加し、会場となった日本工学院のスポーツカレッジの学生もボランティアとして大会運営をサポート。日韓のメンバーによる交流試合の他、元世界チャンピオン、ダニエル・ムーアさんによるレッスンも行われ、2日間にわたる、ピックルボールを通じた国際交流大会は成功裏に幕を閉じました。
日本工学院八王子専門学校の体育館を会場に熱戦が繰り広げられた
笑顔いっぱい韓国選手団
「八王子が日本で最もピックルボールを活発に活動している地域ということをインターネットで知り、交流試合を申し出ました」という韓国選手団の団長コ・スンヨルさん。「韓国でもピックルボールの競技者が増えつつありますが、実力は日本の方が一段上。大変、良い刺激になりました。今大会をきっかけに我々もますますレベルアップを図り、これからも韓国と日本で協力しあい、競技の普及と国際化を進めていきたいです」と話しました。
ソウルから参加したイ・ヒジンさんは「日本の選手は皆、上手。これからも情熱をもって競技を続け、また日本に来てプレーしたい」、釜山から参加のパク・ソヒョンさんは「2日間、思う存分にプレーして、改めてピックルボールの楽しさを感じました。交流試合を通じて、より日韓関係がより親密になることを願っています」と笑顔いっぱいに話してくれました。
韓国からは20名超の選手が参加。好成績を残したパク・ソヒョンさん(右)とイ・ヒジンさん(左)のペア
姉妹提携協約を締結
国内初の国際交流大会の準備に奔走してきた八王子ピックルボール協会の鎌田勲会長は「八王子の協会を指名する形で選手団派遣したいという釜山協会の申し出になんとしても応えたかった。2日間の大会を無事終えることができホッとしております。これからも八王子、釜山に限らず、日本と韓国の間でピックルボールを通じた草の根の交流を深めていきたいですね」。
八王子、釜山両協会の間で、姉妹提携の協約を締結。八王子ピックルボール協会の鎌田勲会長(右)、韓国選手団長、釜山広域市ピックルボール協会会長のコ・スンヨルさん
大会後、八王子、釜山両協会の間で、姉妹提携の協約が締結され、今後も両国のピックルボールプレーヤーが相互訪問する予定とのこと。世界的に競技人口が急増し、今、最も勢いのあるスポーツといわれるピックルボールを通じた、八王子発の国際交流の夢が広がります。(石川)
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