山のお寺シリーズ【おまけ編】動物がいっぱい『醫王寺(いおうじ)』

山のお寺シリーズ【おまけ編】動物がいっぱい『醫王寺(いおうじ)』

【八王子見てある記】シリーズ<童謡「夕焼け小焼け」の「山のお寺」ってどこ?>おまけ編

童謡「夕やけ小焼け」の「山のお寺」を訪ねるお寺シリーズのおまけ編。境内に動物の石像がたくさんある寺『醫王寺(いおうじ)』です。

童謡「夕焼け小焼け」の「山のお寺」ってどこ?その3『興慶寺(こうけいじ)』上恩方

公開日: 2024.10.09

【八王子見てある記】シリーズ<童謡「夕焼け小焼け」の「山のお寺」ってどこ?>その3 八王子の歌といえば「夕焼け小焼け」。歌詞にある「山のお寺の鐘が鳴る」のお寺とは?今回の見てある記は、その答えを探すための3回シリーズ最終回です。…

市史跡とペットの慰霊碑

圏央道すぐ横にある市史跡「下原刀(したはらとう)鍛冶発祥の地碑」。

下原刀鍛冶発祥の地碑

その手前の細道を左折。手前の墓地にはたくさんの彼岸花。突き当りの階段を上ると正面に本堂があります。

彼岸花がたんくさん咲いていました

本堂の裏手に、ペットの慰霊碑がありました。その周りに、犬の石像が数体置かれています。慰霊碑は、令和2年に作られたものです。

ペットの慰霊碑

約20の動物の置物本堂向いのスペースにもたくさんの動物が置かれています。一番大きいのはカバの親子。

フクロウ、

象、

豚(ベンチ)もありました。

像ではありませんが、本堂前の手水鉢(ちょうずばち)には蛙や亀が彫られています。

狸の置物などを含めると20はあるでしょうか?特に、ペットの供養に重点を置いているといった様子はありません。たまたま出会ったお寺の方に聞くと、「動物の置物をおいている特別な理由はありません。石屋さんに頂いたので、飾っています」とのこと。

家族が動物が好きということでもないそうですが、本堂の裏の小屋で二羽のニワトリが飼われていました。

境内にたくさんの動物の石像や置物があります

全国に100か所

調べてみると、醫王寺(いおうじ)というお寺は全国に100か所、薬王寺というお寺もたくさんあります。文字通り、健康に御利益があり、薬師如来を御本尊とする場合が多いようですが、こちらの御本尊は釈迦牟尼佛(しゃかむにぶつ)。心源院(八王子市下恩方町1970、松姫が出家したことでも有名)の末寺で、本堂に架かる扁額(へんがく)の文字は心源院三十四世清方によるものです。

帰り道に、本山である心源院に立ち寄りました。石柱の裏に末寺の名前が15。雲龍寺、信松院などと並んで、醫王寺の名前も確認できました。境内では紅葉が色付き始めていました。(取材日:10月4日)【中塚】

醫王寺へのアクセス

曹洞宗 醫王寺(いおうじ)

東京都八王子市下恩方町144-1

【アクセス】JR中央線「高尾駅」北口から西東京バス「恩方ターミナル」行きで、バス停「恩方営業所」下車徒歩約10分。

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地域情報紙「よみっこ」

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