
能登半島にボランティアに行った末石さんから投稿が届きました。現地の様子、八王子市のボランティア助成制度、行かなくてもできる支援の方法、能登の実情を伝える講演会(2月22日)の案内など。
リアルな能登話
昨年末、ボランティアに行きました。新しい経験、新しい出会い、ボランティアにいらっしゃる方々は、温かく他者思いでした。能登は今、お金や物以上に人手が必要だそうです。専門的な知識がなくても、ただ隣りで話を聴く、ご飯を作る、掃除する、マッサージする、力仕事だけでなくこんなことも支援につながります。
現地の飲食店、スーパー、銭湯、民宿等は営業を再開していました。現地のお店でご飯を食べてお土産を買うことも直接的な応援となって、自分自身も能登の海の幸、人の温かさを受け取れます。

今後、また断水が起きた時に水を汲めるよう、専門の方に教えてもらいながら井戸を掘りました
今回は家族で行ったのですが、子どもたち(2歳、5歳、13歳)は、被災地であることとは関係なく楽しそうでした。次の旅先を探しているのでしたら、ボランティアに行くことを選択肢に入れてみるのはどうでしょうか?助成金は現段階では終了時期を区切らず募金がなくなるまで継続されるそう。すぐに行けなくても、能登が暖かくなった時期もおすすめです。

地震で倒れた須須神社奥宮の鳥居
一人3万円の助成
能登は遠いようですが、八王子から3時間程度で行けます。羽田から能登空港までは飛行機で1時間。そこから能登の端っこ珠洲市まで乗り合いタクシーで40分(1,300円)。八王子では、大人1人最大3万円の助成制度があります。交通費、宿泊費を金銭面で直接的に助成している自治体は珍しいと、現地の方が感動されていました。

1年経つ今も電柱が斜めになったまま
トークイベント
被災地の現状を知ってもらおうと全国を回っている、珠洲市の竹下あづささんが、2月22日に八王子にやってきます。是非、直接お話を聞いて下さい。(要申込、20名)今回、会場となるジビエ料理店の「山籟」さん(東京都八王子市裏高尾町789-5)の小学生のお子さんが、自作のブレスレットで、能登支援金活動をしているので応援してあげてください。能登物産の販売も行い、支援に役立てる予定です。地震被害は日本のどこでもあり得ること。その対策や今後の実践についてもご紹介いただけるとのことです。(末石)

松山市でのトークイベントの様子
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。