かつて全国700店舗超──フランチャイズ解散から時を経て、『コロちゃんのコロッケ屋!』最後の灯火が八王子に

かつて全国700店舗超──フランチャイズ解散から時を経て、『コロちゃんのコロッケ屋!』最後の灯火が八王子に

かつて全国に700店舗以上あった『コロちゃんのコロッケ屋!』。フランチャイズ解散後も看板を掲げるお店が八王子に2店舗あり、その一軒が高尾街道沿いに。変わらぬ味と人のぬくもりが、懐かしさを呼び起こします。

残るは全国で2店舗のみ?! ノスタルジックな『コロちゃんのコロッケ屋!』

公開日: 2021.02.16

小さい頃から変わらないコロッケ専門店 元八王子事務所の目の前に、ポツンと佇むオレンジ色の小さなお店。 ここには、学生時代を懐しく思い出させてくれるようなノスタルジーに溢れるひとときが待っています。 子どもの頃、学校帰りや部活帰りなど、アツア…

ノスタルジックな黄色い看板

四谷交差点から高尾街道を高尾方面へ5分ほど歩くと、『コロちゃんのコロッケ屋!』の黄色い看板が目に入ってきます。どこか懐かしさを感じる可愛らしいデザインです。

コロちゃんコロッケ_看板アップ

住宅街にひっそりと佇む、年季の入った店構え。まわりには学校や公園も多く、子どもから大人まで地元の人たちに長く親しまれてきました。

コロちゃんコロッケ外観

小腹を満たす充実のメニュー

愛され続ける一品はやっぱり『コロちゃんコロッケ』!20年以上前の創業当時は1個50円で販売されていました。2021年に取材した時は80円。時代とともに価格は変わり、現在は93円(2025年6月現在)ですが、今でも手軽に買える価格帯です。

コロちゃんコロッケ_メニュー3

ほかにも『カレーコロッケ』『コロメンチ』『厚切りハムカツ』など、食欲そそる揚げ物がずらり。小腹を満たすにもぴったりなラインナップです。

コロちゃんコロッケ_メニュー1 コロちゃんコロッケ_メニュー2

揚げたてサクサクを提供

名物メニューの『コロちゃんコロッケ』を注文しました!注文を受けてから揚げてくれるスタイルで、いつでも揚げたてを提供してくれます。使用しているのは遠赤外線フライヤー。中までしっかり熱が通るので、外はサクサク・中はホクホク!

コロちゃんコロッケ_遠赤外線フライヤー

『コロちゃんコロッケ』の醍醐味である揚げたてをその場でいただきます!じゃがいものやさしい甘さがふんわり広がり、油分も控えめ。塩味がちょうどよく、ソースなしでも十分おいしいです。やはり買ってすぐ頬張りたくなる味わいですね〜

コロちゃんコロッケ_揚げたて

コロちゃんと歩んで四半世紀

お店を切り盛りするのは、78歳の服部昭子さん。フランチャイズ時代から勤めていた経験を活かし、本部が解散した後も独自に店を続けており、「コロちゃん」と歩んできた歳月は約24年になります。当時の味と心を大切に守り続けるこのお店には、懐かしさを求めて遠方から足を運ぶお客さんもいるそうです。

コロちゃんコロッケ_女将さん

「人と話すのが好きなの!」と笑う服部さん。話しかければ気さくに応じてくれて、その接客にはどこか懐かしい昭和の面影を感じさせてくれます。

コロちゃんコロッケ_常連さん

自宅で楽しむ「コロちゃん定食」

『コロちゃんコロッケ』『コロメンチ』『厚切りハムカツ』をテイクアウト。ごはんと味噌汁、千切りキャベツ、小鉢を添えれば、自宅で楽しめる「コロちゃん定食」のできあがり!

コロちゃんコロッケ_定食

電子レンジではなく、オーブントースターで温めると衣がサクッと復活します。ご飯との相性が抜群!やさしい甘さのコロッケは、どこか懐かしくて心までほぐれる味。服部さんの人柄まで一緒に詰まっているような気がしました。

コロちゃんコロッケ_家でコロッケ
八王子ジャーニー編集部

懐かしの「コロちゃんコロッケ」。実家の近くにはなかったはずなのに、なぜか“学校帰りによく買っていた”ような記憶が蘇る…そんな不思議な感覚になりました。子どもの頃の思い出がよみがえるような味。そんな優しさがありました。

コロちゃんのコロッケ屋!

※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

住所
東京都八王子市大楽寺町424-5付近
アクセス
西八王子駅から車で10分
営業時間
11:00〜13:00 / 16:00〜19:00
定休日
日・祝日
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