この夏、能登へ。『社会福祉協議会』の助成金で災害ボランティアを支援

2024年1月の『能登半島地震』から1年半。復興のための支援が今も必要です。「交通費や宿泊費が負担で、一歩を踏み出せない」市民のため、交通費や宿泊費を助成する制度が『八王子市社会福祉協議会』で始まっています。
3人以上でのボランティア活動の金銭負担を助成金で支援
『八王子市災害ボランティアリーダー養成活動助成金』は能登での災害ボランティア活動に参加する八王子市民を支援し、将来的に地域で活躍する人材を育てることを目的とした助成制度です。3人以上のグループで参加することが条件で、1人あたり最大30,000円の助成を申請することができます。

1. 助成対象となる活動
対象災害:令和6年能登半島地震、または令和6年9月20日からの大雨による災害。
活動期間:令和6年2月23日以降の活動。
活動グループ:3名以上の八王子市民(市内在住・在勤・在学の中学生以上)で構成されるグループ。
2. 助成対象となる経費
・交通費(ガソリン代、電車賃など)。
・物品購入費(飲食費は除く)。
・宿泊費(活動前日および当日分。食事代は除く)。
・保険料。
3. 助成金額
1人につき上限30,000円(1つの災害につき1回限り)。グループのボランティアリーダーが代表して申請し、承認された人数分が助成されます。
4. 主な申請書類
・在住・在勤・在学を証明する書類。
・被災地の災害ボランティアセンター等が発行する「活動証明書」。
・経費の領収書(原本)。
・振込先口座がわかる書類の写し。
助成金枠が埋まるまで、先着順で申請を受付ています。詳しくはリンク先をご確認ください。
https://www.8-shakyo.or.jp/news/news/240220.html災害ボランティア活動に参加する上での注意点
災害ボランティアは、通常の活動とは異なり、特別な準備と配慮が必要です。原則として、自己完結が求められます。食事や飲み物、宿泊場所、移動手段などはすべて自分で準備・手配しましょう。また、安全装備の携行も欠かせません。安全靴、ヘルメット、ゴーグル、丈夫な手袋など、自身の身を守るための装備を必ず持参してください。
さらに、現地の受け入れ状況は日々変化しています。出発前には石川県の公式サイトや、各災害ボランティアセンターの最新情報を必ず確認してください。最後に、ボランティア活動保険への加入が必須です。万が一の事故に備えて、最寄りの社会福祉協議会で事前に加入手続きを行いましょう。

現地のボランティア募集状況はネット上で確認可能
現地のボランティア募集状況はホームページ上で確認することができ、事前に申し込みをすれば活動に参加できます。八王子市並木町の『ボランティアセンター』では、実際に八王子から能登へ災害ボランティアに行った職員の方から話を聞くことができました。

所在地:東京都八王子市並木町15-15 2F
珠洲市には民間のボランティアキャンプの設置も
アウトドアメーカー『モンベル』が支援する『ボラキャンすず』は、現地でボランティア活動をする方のための拠点となるキャンプ場。能登半島最先端の珠洲市に開設されています。

震災の発生から1年半経過し、現地で求められている作業はさまざまです。写真は建物の廃材から作ったブランコで、子どもたちが使用するためのものです。

令和元年の台風19号が八王子を襲った際は、日本各地から大勢のボランティアが八王子を支援してくれました。『八王子市災害ボランティアリーダー養成活動助成金』を利用して、持ちつ持たれつの心で被災地を支援したいですね。


夏の長期休暇の予定に迷っている方は、ぜひご家族や友人と一緒に能登の災害ボランティアを検討してみてください!
WRITER 投稿者
