『八王子いちょう祭り』はみんなが主役!市民の笑顔あふれる2日間

『八王子いちょう祭り』はみんなが主役!市民の笑顔あふれる2日間

11月15日・16日に、第46回八王子いちょう祭りが開催されました。人、人、人……。甲州街道の追分交差点から高尾駅までの約4kmという大きな会場を、八王子中の人が集まったのでは?と思うくらい、多くの人で埋め尽くされていました。八王子まつりのように、神輿や山車が出るわけではないのですが、増え続ける参加者や出店者。その理由は?

【11/15・16】第46回 八王子いちょう祭り2025開催!昭和100年を祝う“ノスタルジーな秋”

公開日: 2025.11.10

甲州街道のいちょう並木が黄金色に染まる季節に開催される『八王子いちょう祭り』。2025年は「昭和100年記念 昭和ノスタルジー」をテーマに、懐かしさあふれる2日間が楽しめます。…

クラシックカーパレードR

その理由の一つを久々に復活したクラシックカーパレードを見て、気づきました。

参加したクラシックカーは100台以上。目の前を通過する運転者や同乗者が楽しそうに手を振る姿を見て、「この人たちもこの祭りの主役なんだな」と感じ、輪が広がっていくのでしょう。

久々に復活したクラシックカーパレードR(最後のRは令和・Revivalの意味)

出店者の表情も生き生き

出店を見ても、大半は市内の店、企業、公官庁、市民団体など。自慢の商品(グルメ)や、自分たちの活動をアピールしています。その人たちの表情も生き生きとしており、ここにも主役がたくさん。

人が集まるから、出店数が増え、さらに人が集まる。そんな好循環があるようです。ちなみに、沿道の店や個人での出店も多いので、正確な出店数は、実行委員会でも把握できないとのこと。

歌あり踊りあり(この人も主役)

再会から生まれた感動の声

これだけ出店が多いと、知り合いにも出くわします。突然、私の名前を呼ぶ声がして、振り返ると、よみっこの記事をきっかけに、視覚障害者の外出支援を始めた方でした。

「あの記事が私の人生を変えました。特に、人への見方が変わりました。例えば、買い物などで時間がかかっている人を見ると、以前はイライラして待っていましたが、今は『あの方も何か事情があるのかもしれない』、と思うようになりました」と、嬉しい言葉をいただきました。

昭和百年記念

いちょうまつりの楽しみ方の代表は、関所オリエンテーリング。ある男性に、通行手形を見せてもらいました。「今年は、『昭和百年記念』との文字が入っています。子どもの頃から集めていますので、もう40枚以上はありますかね。色づいたイチョウを見ながら、ビール片手に歩くのは、何回歩いても気持ちがいい。特に、今年は気候が良かった」とのこと。

今年の手形


地域情報紙「よみっこ」

見る人も、出る人も、支える人も、みんなが主役のいちょう祭り。今年も八王子らしさが満開でしたね!

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地域情報紙「よみっこ」

地域情報紙「よみっこ」

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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。