地域電器店『でんき屋本舗』 10年の歩みと、今
小さな電器店から始まった
2016年。椚田町の住宅街の中に、一軒の電器店がオープンしました。派手さはありませんが、地域の家々を回る一人の店長の姿が、そこにはありました。宮本健也さんです。
「電球ひとつでも、よろこんで」。その言葉どおり、壊れた家電の修理、使い方の相談、ちょっとした不安まで、宮本さんは耳を傾けてきました。量販店ではなかなか届かない「暮らしの細かな声」に寄り添う姿勢は、開店当初から変わりません。
12名で支える今のでんき屋本舗
そんな積み重ねが、少しずつ地域の信頼につながっていきました。数名で始まったスタッフは、今では総勢12名。宮本さんは現在、法人部門の責任者として全体を支え、店舗は新しい世代へと引き継がれています。
めじろ台店を任されているのは長田拓也店長。穏やかな人柄で、訪問先では「長田さんが来てくれると安心する」と言われる存在です。そして、八王子店は村木康太店長。若さと誠実さを武器に、地域の相談窓口として頼られています。
八王子店がオープンしたのは2023年。それまで椚田町の一店舗だけで対応していたため、「もう少し近くにあれば…」という声も多かったそうです。新しい店舗ができたことで、電話相談は一気に増えました。
「近くにできて助かった」「顔が見えるから頼みやすい」そんな声が日々寄せられています。家電の買い替えだけでなく、電気工事やリフォームの相談も増え、でんき屋本舗は「暮らしの伴走者」としての役割を強めています。
左から村木店長、長田店長
相談が増える理由 ゼロエミ制度
そして今、相談件数がさらに伸びている理由のひとつが、東京都の「ゼロエミポイント制度」です。省エネ家電に買い替えると、最大8万円分がその場で値引きされる制度ですが、条件や申請方法が複雑で、特に高齢の方には分かりづらいという声もよく聞きます。
そこで、でんき屋本舗は登録店として申請をすべて代行しています。これまでに手がけた申請は839件。「手続きが苦手でねぇ」という方の力になってきました。
対象はエアコン、冷蔵庫、給湯器、照明器具の4種類。特に15年以上使っている「長期使用家電」からの買い替えは補助額が大きく、相談が増えているそうです。
「どうせ買い替えるなら、今が一番お得ですよ」そう話すスタッフの言葉には、現場でお客様と向き合ってきた実感があります。制度には期限があり、予算が尽きれば終了します。だからこそ、早めの相談が大切になります。
でんき屋本舗は、ただ家電を売る店ではありません。地域の暮らしを支える「身近な相談相手」として、これからも変わらず、地域と歩いていきます。
でんき屋本舗めじろ台店(椚田町586-3)
問合:でんき屋本舗 ☎042-661-6906(平日9時〜17時)
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八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。