【よみっこ】湯殿川巣穴設置から7年 カワセミが子育て・巣立ち

地域情報紙「よみっこ」

皆さんこんにちは!
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙「よみっこ」です。

新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。
現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。
八王子の一部地域(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。

紙媒体でしか見ることが出来ない地域限定の情報ですが、八王子ジャーニーでもご覧いただけるようになりました!!

今回は7年前にも掲載した『カワセミの巣作り用の穴を設置した』という話のその後の様子をご紹介します。

同級生コンビ 守屋さん・高田さん

2014年10月、「カワセミも住宅難」という記事を書きました。湯殿川の河川工事によりコンクリートで覆われた土手に、カワセミの巣作り用の穴を設置したという内容です。
あれから7年。その穴で育てられたカワセミのヒナが無事巣立ちました。

7年前の記事には、「子どもの頃から湯殿川で遊んでいたという守屋宏さん(館町)が、カワセミが巣作りできるための人口の穴を設置するよう、都に粘り強く要望し実現した。 完成した巣穴の上には砂利を含まない土を盛り、低木を植え、ヘビが近づけないように工夫された形になっています。」とあります。

待ち続けた7年

その後、カワセミが巣作りする気配はありませんでした。
それでも、守屋さんは、毎年2月になると川に梯子を下ろし、全部で6か所ある巣穴の中のクモの巣を取り除くなどしながらカワセミの到来を待ち続けました。
そして今春、巣作りしているカワセミを見つけました。

設置されている巣穴(後は御霊神社)

巣を出入りするカワセミの親鳥(高田さん撮影)

高田さんに連絡

守屋さんには、カワセミをはじめ、たくさんの鳥を撮り続けている高田さんという同級生がいます。この朗報を受けた高田さんは、『カワセミは土手に横穴(70㎝~1m)を掘り、その中へ餌を運び込んだり、巣からゴミ(フンや餌の残骸など)を運び出すことを繰り返しながら、子育てしますので、その様子を撮影する事はできません。 また、カワセミのヒナは、巣から出るとそのまま巣立ちますから、ヒナを撮影できるチャンスは限られています。
5月16日。巣から出てきた2~3羽のヒナに親鳥が草むらで給餌する様子が見られました。暫くして守屋さんが設置してくれた竹の止まり木に止まったヒナを撮影する事ができました。』
と、今回の撮影の苦労を語ってくれカワセミの生態(一年間の生活)についても説明してくれました。

巣立ちしたヒナ(高田さん撮影)

カワセミの一年間の生活

3月にペアーが誕生し繁殖活動を開始。
3~8月は(求愛・給餌~巣穴り~交尾~抱卵~巣立ち~雛への給餌と子育て~親離れ)華やかな生活をします。
9~2月は雄、雌各々単独なテリトリー(縄張り)をもって孤独な生活をします。
春~初夏にかけて、3~6個の卵を産み抱卵(20日間)で雛が誕生し更に、25日間(通算45日間)で巣立ちします。

多くの人の努力で

人工の巣穴を使ってのカワセミの子育てと巣立ちは、大変貴重な記録です。この事例から、自然の生物を保護するには、正しい知識と多大な努力(愛着)が必要な事や、一度失った環境を取り戻すには長い時間を要することが分かります。
『川のすぐ横は北野街道、その上は遊歩道とカワセミにはあまり良い環境とはいえない事も時間がかかった要因かも知れません。
7年目にしてやっと帰ってきてくれ、ホントにうれしかったし、巣立ちのあとも、ヒナが親鳥に餌をもらっている姿を見ましたが、我が子のように愛おしいですね。
来年も帰ってきてほしいし、写真を撮ってくれた高田君によると、同じ巣をもう一度利用する場合もあるとの事。楽しみです。』と守屋さん。
取材後、湯殿川を見つめる男性がいました。『今日もカワセミがいました。きれいですね。』さすが、「清流の宝石」と言われるだけあって、人気絶大。

餌(魚)をくわえる親鳥(高田さん撮影)

地域情報紙 よみっこ

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