皆さんこんにちは!
今回は高尾山を様々な角度から知ることができる
「高尾山5つの楽しみ方」をご紹介します!
丁石を探す登山「ガイドします」
東京サポートレンジャー会所属で、八王子コンベンション協会公式ガイドも務める反町良一さん(寺田町)に、「高尾山5つの楽しみ方」というテーマでお話を伺いました。
よみっこ読者を対象に、テーマに沿ったガイドもしてくれるそうです。
反町さん
①丁石を巡る
『コロナ禍で、最近は高尾山に行くことも減り、週に2回程度です』という反町さん。
今回の取材のきっかけになった高尾山の楽しみ方のひとつ目は、「丁石」を探しながらの登山です。丁石とは?
『山には、下から1合目、2合目という印がありますよね。高尾山には、それだけでなく上から約110m(1丁)ごとに「〇丁目」の印(石)があるのです。』
反町さんが、この丁石調査の参考にした「高尾山の記念碑・石仏」(懸敏夫著)という本によると、
「明治九年、埼玉県熊谷・町田梅太郎が参道に線刻の不動三十六童子(不動明王の従者)を本尊として36丁石の設置を構想し、登山口に起点となる碑が建てられた。(中略)
この丁石は完成を待たず中断したことが明らかになった」と。
そして、丁石は9基(1・3・5・10・11・21・25・29・36丁目)しかないと書かれていますが、
反町さんがこの調査をしていることを知った方から、「10基目を見つけました」との連絡が。
先の著者、縣氏も「良く見つけましたね」と驚いたそうです。
11丁目の丁石(11丁目茶屋)
『新たに見つかった八丁目の丁石は2号路にありました。台風などで1号路から落ちたのでしょうか?
他にもすぐには見つからない丁石もあります。それらを探すという、新たな高尾山の楽しみ方ができますよ。
高尾山には他にもたくさんの楽しみ方があります。どのテーマで登りたいかを言っていただければその希望に沿って、私が案内させて頂きます。
ただし、感染防止に配慮して、少人数でお願いします』と反町氏。
そのテーマとは以下のようなものです。
反町さんが作成した丁石の場所を示す地図
②石仏の宝庫
年代、形、どのような願いを込めて祀られたのか?等たくさんの石仏を巡るコースです。
③動植物の宝庫
ご存知の通り、高尾山は動植物の宝庫。
下の写真は、今年反町さんが撮影した稀少な野草です。
左:緑色のニリンソウ、右:ナンザンスミレ(反町さん撮影)
④高尾山の歴史
『高尾山は誰が所有しているのか?元は、北条氏が土地を寄進したものですが、その後…』
『陣馬は昔は陣場と表記されていた』など、高尾山の歴史に関する話は尽きません。
⑤日本遺産登録
東京都で唯一登録された日本遺産登録にまつわる物を見ながら登るコース。
山頂には、4月14日に設置されたオリンピックのシンボルや2億円のトイレ。
高尾山にはいつも話題がいっぱいですね。
反町さんへの連絡は、090-3147-2519まで。(本人直通)
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