皆さんこんにちは!
別名『八王子のサン・ジェルマン・デ・プレ』とも呼ばれ、おしゃれな店が並ぶみずき通り。
今回はその一番奥にある小さな可愛いパン屋さんをご紹介します。
フランスで修業
『かわいい』は今や、世界共通語の『CAWAII』となっています。
今回のパン屋さん、サルドゥバンは、本当に『かわいい』。
手書きの看板、2坪ちょっとの売り場。飾りつけも何もかも。女性好みの『かわいい』店です。
『かわいい』外観。お風呂屋さんももちろん、営業中です。
ところが、味はがっつり『フランスのパン』、妥協はありません。
それは『サルドゥバン』のオーナー、小澤美和 (旧姓松井) さんが、フランスが好きでフランスに留学、そしてフランスのパン屋さんで修業をしてきた『生粋のフランスパン好き』だからです。
が、ちょっと待ってください!『フランスパン』といっても、皆さんが想像するあの長いバゲットだけではありません。
店内は、常に約30~40アイテムが入れ替わっていますが、クリームパンやカレーパンなど『日本人が好き』なパンもたくさん。メレンゲなどのお菓子もあります。
「修業したのはフランスのリヨンという町の店だったのですが、そのオーナーのボブの作るパンがすごくおいしくて。」 (美和さん)
フランスも地方によってパンのレシピは異なったりするのですが、ブルターニュ生まれのボブは、特にクロワッサン、そしてクイニーアマンなど甘いパンが得意だったそうです。
「今でも当時のレシピを大事にしています。」 (美和さん)
ということで、がっつりバターと塩も生かした『フランスのパン』もたくさん、この店には並んでいます。
美和さん(右)、明美さん姉妹、ママになってもがんばります!
パンを焼くのはフランスに行っていた美和さんの役目
お風呂屋さんが一家団結
オープンしてからもうすぐ15年。美和さんと妹の明美さん、そしてお母様の明子さんの3人でお店を回してきましたが、お父様も兄弟も、いろいろ手伝ってくれています。
実は、松井家は、代々続くお風呂設備屋さん。店名も『お風呂』というフランス語です。
パンの販売店舗も、工場も、以前は『売り物のお風呂やガス製品』が並んでいたところ。
床は、昔ながらのタイル張りなのが、レトロでいい感じです。
「父が、売り場の内装は全部作ってくれて。母は、最初は“パン屋なんて続かない”とか言っていたのに、今ではプロデューサーとして仕切っています。(笑)」(美和さん)
この15年、美和さんと明美さんは、結婚しお母さんになり、週に6日営業していた店も今は水、金、土の週3回の営業になりましたがだからこそ、お客様が並ばれるくらい人気の店です。
フランスの雰囲気と味そのままの『八王子のかわいい店』サルドゥバンのパンをぜひ、一度食べてみてください。(取材 : 高田)
パンを並べる棚は、お父さん手作り
ボブクロワッサン140円、パンオショコラ170円、パンオレザン190円どれもフランスの味
地域情報紙 よみっこ
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boulangerie Salle de Bains (ブーランジェリー サルドゥバン)
※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。
- 住所
- 東京都八王子市本町25-16
- アクセス
- 八王子駅 徒歩15分 / 京王八王子駅 徒歩15分 / バス停「横山町三丁目」徒歩4分
- 営業時間
- 水・金・土曜日 10:00~18:00 (売り切れ次第閉店)
- 定休日
- 日・月・火・木曜日
- 電話
- 042-623-6938
- @boulangerie_salledebains
- 備考
- 水曜は食パンと一部のパンのみの販売
WRITER 投稿者
八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。