『浅川地下壕』の3次元映像を制作!東京高専の学生たちが挑戦

地域情報紙「よみっこ」

皆さんこんにちは!
東京高専の学生が、「浅川地下壕」の3次元映像の製作に挑戦しているとの事で、1月15日(土)に行われた2回目の撮影に同行取材してきました。
まずは、指導にあたっているお二人の先生に伺ったお話から。

事前取材

東京高専一般教育科の鈴木慎也准教授のモニターに映し出されたのは、地下壕を外から透視しているかのようなまさに3次元の映像 たくさんの写真を撮り、ソフトで合成することで作製したものです。 先生が専門とする考古学での発掘調査の測量技術を使用しました。
しかし、この映像は浅川地下壕のほんの一部。 広大な浅川地下壕(全長10㎞以上)全ての映像を作製するのはこの方法では難しい。 そこで、鈴木先生が相談したのが、機械工学科の冨沢哲雄准教授。

「私の専門は、例えば、人を乗せて目的地に運ぶロボット(自動運転の自動車)を作ること。 そのためにはその場所の環境認識技術(例えば、即座にその場所の地図を作製する技術)が必須です。 それが、LiDAR (ライダー) という機器です。レーザーを用いるのですが、今回の地下壕の映像作製もこの技術を用い、主要な場所は写真を使った技術を使用する事になるでしょう」と。

撮影用に作成した機材

このプロジェクトに参加を希望したのが、4年生の「社会実装教育」という授業の1グループ(加納、馬渡、藤村、岡﨑、羽野:敬称略)と5年生の関根くん。

前列左が冨沢准教授

同行取材

1月15日、本撮影に向けた実験撮影(2回目)に同行しました。「浅川地下壕の保存をすすめる会」の中田さんらの案内で真っ暗な地下壕に入っていきます。

機材(カメラ)、パソコン、照明の3人組でゆっくり進みます

撮影ではLiDARを安定した位置で維持しながら進まなければならず、おまけに今回は2台(上方向と左方向)を使用するので、そのための機材も作製しました。その機材を担ぐ人、配線で繋いだパソコンを操作する人、足元を照明で照らす人の3人組でゆっくりすすみます。
崩落した場所や、水たまりなど予想以上に足元が不安定です。同行する私たちも、高精度のカメラに写り込まないよう注意が必要です。 道が交差している所ではカメラがぐるりと一回りするので、私もカメラの後ろについて回ったり、カメラより低い位置にしゃがむなどします。

少し進んだところで、パソコントラブルのため一旦外へ。パソコンを交換し、ルートも再検討し、再び中へ。今回は順調に進み撮影はとりあえずは成功のようです。今回の撮影の成果を元に、奥の広大な網目状の地下壕の撮影にとりかかるそうです。

まだまだ困難が予想されますが、この映像が完成すれば、デジタルアーカイブ(資料保存)や教材としてだけでなく、現場に行けない人(遠距離、体の不自由な方など)も見ることができ、戦争(遺跡)を身近な物と感じる事ができるであろうと期待されています。
完成時(今年夏予定)にまたお知らせします。

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