【よみっこ】めざすは全国制覇ソフトボールチーム『八王子クラブ』

【よみっこ】めざすは全国制覇ソフトボールチーム『八王子クラブ』
地域情報紙「よみっこ」

皆さんこんにちは!
今回は八王子にて活動中。全国大会にも出場しているソフトボールチーム「八王子クラブ」のシニアチームについてご紹介します!

浅川河川敷で練習しています

昨年8月25日号でソフトボール「八王子クラブ」を紹介しましたが、今回はそのシニアチーム。こちらは、全国大会出場の常連。練習場所の清川河川敷広場(浅川)にて取材をお願いしました。

前列中央が河内監督、右隣りが山下シニアチーム主将、後列左端がハイシニア投手の星野選手

過密な日程

河内晃監督(83歳)が今年の大会日程と成績一覧表を手渡してくれました。主催者やカテゴリー(年齢)によって様々な大会がある事と、その戦績を見て驚かされました。

同クラブが優勝・準優勝を果たし、全国大会など上位大会にも出場しているので、超過密スケジュールです。例えば、9月の大会日程は、10日~神奈川にてスーパーシニア関東大会(優勝)、22日~岐阜にてハイシニア全国大会、30日~宮崎にてシニア全国大会。

更に、関東の強豪チームからの練習試合の申込にも応じます。もちろん、宿泊費を含めて出場に必要な費用は自費。

様々な努力と工夫

これまで、2015年と2018年には、ハイシニア全国大会で準優勝。「あとは全国 制覇に向けて一直線」と期待が膨らみます。が、話はそう簡単ではないようです。

練習風景(清川河川敷広場にて)

「もちろん、全国大会優勝は狙っていますが、そのための課題もたくさんあります」と河内監督。

まずは、選手層の問題。例えば、全国大会で決勝まで進むには、「3日で6試合」というハードな日程をこなす必要があるので、選手層の厚さは不可欠です。

中でも、負担の大きいのが投手。そこで、ハイシニアチームのエース、星野さん(75歳)の投球をバッターボックスで体験しました。のびのあるストレートの他、スライダー、ドロップ、ライズなど6種類の鋭い変化球を投げます。

全国大会を一人で投げ切った体力に脱帽。また、意外な事に、同チーム(32名在籍、70歳以上13名)には野球部に在籍していなかった選手もたくさんいるのだそうです。
それでも、このチームが勝ち抜いてこれたのは、堅い守りと、徹底したチームバッティングなど、チーム力の結果です。この日の練習でも、進塁打を打つ練習が行われていました。

みんなソフトボールが好きなんです

シニアチームの主将、山下さん(66歳)にお話を聞きました。

「今年のシニア全国大会では途中で敗退しましたが、みんなやり切ったという思いが強かった。だから、反省会では、『仲間の失敗ではなく良かった話だけしよう』と話しました。みんなソフトボールが好きで、毎週土日の午前中にきちんと集まってくるんです。それぞれの願いも微妙に違うし、それらを大切にしていきたい」とのこと。
練習には参加せず、グランド外を整備している方を見つけました。監督によると、「あの人(福田さん、84歳)は、病気をしてプレーはできなくなりましたが、グランド整備などで貢献してくれている貴重な仲間です」と。

やっぱりスポーツっていいですね。頑張れ!八王子クラブ。(取材:中塚)

地域情報紙 よみっこ

最後までご覧いただきありがとうございます。
よみっこへのご意見・お問い合わせは、下記のメールアドレスへご送付お願いします。
​広告掲載についてもお気軽にお問合せください。

よみっこ編集局
[email protected]

関連タグ

WRITER

地域情報紙「よみっこ」

地域情報紙「よみっこ」

記事一覧

八王子を中心とした超地域密着型(ハイパーローカル)の地域情報紙です。新聞配達の流通を使い週6日発行・お届けをしています。※現在は読売新聞の購読者に限定して、朝刊に折り込む形で発行しています(日刊:5,000部)。八王子(主にめじろ台1~4丁目、緑町、山田町、椚田町、狭間町、館町、小比企町、寺田町、大船町、西片倉2~3丁目、みなみ野、七国※一部分に配布されないところもあります)に配達されています。